糸満市議会 > 2021-03-11 >
03月11日-03号

  • "雨水排水"(/)
ツイート シェア
  1. 糸満市議会 2021-03-11
    03月11日-03号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和3年第2回糸満市議会定例会会議録令和3年3月11日出席議員 20人1番 玉 村   清    2番 金 城   悟3番 上 原   勝    4番 浦 崎   暁5番 菊 地 君 子    6番 伊 敷 郁 子7番 国 吉 武 光    8番 金 城   敏9番 新 垣 勇 太    10番 金 城 一 文12番 玉 城 哲 郎    13番 金 城   寛14番 高 江   靖    15番 西 平 賀 雄16番 大 城 明 弘    17番 金 城   敦18番 徳 元 敏 之    19番 金 城 幸 盛20番 新 垣 安 彦    21番 大 田   守欠席議員 1人11番 玉 城 安 男 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。    市長     當 銘 真 栄    副市長     神 谷 和 男    教育長    幸 地 政 行    総務部長    福 元 信 美    企画開発部長 徳 元 弘 明    市民健康部長  島 根 辰 也    福祉部長   平 田 徳 明    経済部長    兼 城 浩 康    建設部長   大 城   拡    水道部長    伊 敷   勝    消防長    福 元   毅    教育委員会   阿波根 庸 伸                      総務部長    教育委員会  與那覇 正 樹    指導部長本日の議事日程 日程第1 一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時16分) ○議長(大田守) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 「一般質問」を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆13番(金城寛議員) おはようございます。3.11の黙祷などもあって、当初10時の開始より少し遅れましたけれども、今回一般質問の初日、一番で質問をさせていただきますが、早くから傍聴席が埋まってまいりました。ありがとうございます。また本日は仕事の関係で傍聴に行けないけれども、インターネットライブ配信を見ていますということのメール等もありました。市民の声を議会に、そして市役所に、張り切っていきます。それでは一般質問通告書に従い、一般質問をいたします。市当局の誠意ある答弁をよろしくお願いいたします。 件名1、道路行政について。小項目1、県道那覇糸満線潮平入り口等白川1号線幹線整備雨水対策工事について伺います。長年の懸案であった冠水問題の解決に向けて、いよいよ本格的な冠水対策工事が、1期目、潮平集落側から始まり、排水路のボックスカルバート設置、89メートルが完了した区間においてはアスファルト舗装及び白線・横断歩道表示等も復旧されて立派になっています。引き続き令和2年度工事においては、流末側までの工事を予定していると、さきの12月定例会でも答弁がありました。これまでの工事で、実際の施工、道路の下に新たにボックスカルバートを設置して、作業終了後は覆工板で覆い通行が可能な施工方法等を直接見て分かるようになりました。安全・総合仮設計画においても、隣接地に仮設・資材等の置場も確保して安全・効率よく施工が実施されたことに対し、市当局の迅速な対応・職員の頑張り、施工業者の方々に感謝を申し上げます。ありがとうございます。令和2年度工事においては、ますます狭隘な場所で、しかも袋小路での工事になりますので、地域住民・隣接地権者との調整等が多く必要になってくると思います。安全にスムーズに工事を進めていくためには、事前の準備工事などや現場近くに現場事務所、仮設・資機材置場の確保も重要になってくると思います。そこで、伺います。ア、令和2年度白川1号幹線雨水管整備工事の工事内容・総合仮設計画及び契約工期等について。イ、同整備工事に伴う地盤変動影響の事前調査について。ウ、同整備工事を安全に進めていくための磁気探査について。エ、潮平地内県道(県道82号線)の側溝蓋等の維持管理状況について。 小項目2、市道浜川線(起点側の兼城交差点付近)の冠水問題の解決について伺う。ア、実施に向けての進捗状況。イ、工事内容。 次に、市内の道路については、整備・設置から数十年が経過して、老朽化等によりアスファルト舗装に亀裂や凹凸などが見られ、道路管理者においては、その都度部分補修などで対応してきたが、次第にその範囲が大きくなり、生活道路、産業活動等にも影響が出て、安全な走行が厳しい箇所があります。このままでは、大事故が発生するおそれがあります。早急に全面的な修繕が必要だと思います。現場を調査した中で、特に厳しい箇所があります。小項目3、市道浜川線及び市道兼城ハイツ1号線の道路舗装の修繕について伺う。ア、実施に向けての進捗状況。イ、修繕内容。 小項目4、市道潮平北波平線の道路舗装の修繕等について伺う。ア、実施に向けての進捗状況。イ、修繕内容。ウ、隣接の土地改良沈砂池側からの排水処理対策。 小項目5、糸満工業団地一帯の道路舗装の修繕について伺う。ア、実施に向けての進捗状況。イ、修繕内容。 次に件名2、安全安心な環境行政について。小項目1、阿波根土地改良区外(潮平)の白川河川の洗掘への対応について。阿波根土地改良区外、潮平の白川河川が整備されず、民間地を洗掘しています。長年改善が図られないことから、住宅及び事務所施設などの基礎の崩壊等も懸念され、住民・使用者からの不安の声が寄せられていましたので、早期の対応が必要であり、令和2年9月定例会、12月定例会で一般質問をしました。その際、市の考え方等について、答弁を頂きましたが、その後の最新の進捗状況を伺います。ア、短期的取組の進捗状況について。イ、長期的取組の進捗状況について。 小項目2、阿波根浜原都市下水路の維持管理について伺う。ア、排水路内スクリーンの定期的な維持管理について。 次に件名3、新型コロナウイルスワクチン接種について。小項目1、糸満市における新型コロナウイルスワクチン接種について。今回のワクチンの接種は、国の指示の下、都道府県の協力により、市町村において予防接種を実施するものとなっています。そこで伺います。ア、接種体制について。イ、接種会場や接種方式について。ウ、優先接種及びその他の方、一般接種について。エ、副反応への対応について。オ、その全体スケジュールについて。 次に件名4、新年度予算について。新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、国民の暮らしと日本経済は大変厳しい状況にあります。糸満市においても、人の移動が制限され、観光業や飲食業はもとより、両業界へ商品を提供する中小・零細企業も窮地に立たされています。自治体運営は、感染症の脅威から市民の命と暮らしを守ることと併せて、地域経済活動を停止させない対応が求められています。當銘真栄市長にあっては、歳出の抑制、新たな財源確保、市民負担の軽減、市民サービスのさらなる向上に向け、前例踏襲による市政運営を見直し、むしろこの糸満市から前例をつくるという強い思い、新たな時代の旗振り役として、経営手腕を遺憾なく発揮していただきたい。そこで以下の取組について伺います。小項目1、新型コロナウイルス感染症対策について。ア、新型コロナワクチン接種のため、必要な実施体制の確立と併せて市民への情報提供や相談窓口の設置について。イ、観光需要の回復を目指し、感染防止の取組とその対策について。ウ、雇用対策、給付金制度等市内事業所が円滑に相談できる体制整備について。エ、施設整備等による公立こども園・小中学校での感染予防対策の充実について。 小項目2、子ども・子育て対策について。ア、子どもの貧困対策として、有効な対策を講ずることができるような体制の確立について。イ、母子家庭生活支援モデル事業の継続やひとり親家庭の支援策について。ウ、潮平こども園施設の有効活用について。 小項目3、保健、医療、福祉について。ア、国民健康保険税の軽減に向け、予防医療や健診率の向上、収納率向上などについて。イ、医療・教育・就労支援など、ライフステージに応じた切れ目のない障害福祉サービスの充実について。ウ、生活困窮者等への生活支援、住まいの確保などについて。 小項目4、教育、文化について。ア、確かな学力を育むサポートについて。イ、不登校やいじめ問題の対策について。ウ、GIGAスクール構想により整備したICTを活用した学習活動について。エ、市内小学校周辺にカラー横断歩道を配置した通学路の安全向上について。オ、南山城跡の国指定に向けた取組の加速について。 小項目5、環境、防災について。ア、市内道路や歩道の除草・環境美化の徹底について。イ、食品ロス削減に向けた取組について。ウ、避難所のバリアフリー及び災害弱者への配慮について。エ、高齢者や障がい者など、災害時の緊急避難など支援を必要とする方々への支援体制について。 小項目6、交通、観光、経済対策について。ア、沖縄らしい風景づくりなど、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた観光メニューについて。イ、農業、水産業の後継者対策について。ウ、IoT推進などによる人手不足解消や1次産業を守る取組について。エ、資金繰り対策など中小企業の支援策について。 小項目7、行財政改革について。ア、地方創生臨時(コロナ対策)交付金の効率的効果活用について。イ、ふるさと納税やネーミングライツ等新たな財源確保について。ウ、外部のチェック機能確保などにより新総合計画の実効性について。 以上、壇上での質問は終わり、あとは答弁を聞いてから再質問などを行いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。金城寛議員御質問、件名3、新型コロナウイルスワクチン接種について。小項目1、糸満市における新型コロナウイルスワクチン接種について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、接種体制については、1月18日にワクチン接種に係るプロジェクトチームを発足し、専従職員5名で実施計画策定を進めており、ワクチン接種に関しては非専従職員18名と合わせて23名の職員を中心に実施する予定です。また医師や看護師等の確保も引き続き調整を行っております。ワクチン供給が流動的な状況の中、国や県からの情報や指示事項を確認しながら、円滑な接種体制の構築に向けて取り組んでおります。 次にイ、接種会場や接種方式については、集団接種会場として公共施設を設定し、集団接種方式またはかかりつけ医等での個別接種方式での実施を検討しております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長から答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) おはようございます。議員御質問の件名4、新年度予算について。小項目4、教育、文化について。オ、南山城跡の国指定に向けた取組の加速についてお答えいたします。 令和3年度の取組については、南山城跡の追加測量調査及び出土遺物の整理作業を実施し、調査報告書の刊行を予定しています。この調査報告書を基に指定申請書案を作成し、国及び県教育委員会の事前の内容確認を予定しております。この内容確認等に特に修正等がなければ、国宛てに指定申請書として提出する予定です。 ◎水道部長(伊敷勝) 御質問、件名1、道路行政について。小項目1、県道那覇糸満線潮平入り口等白川号幹線整備雨水対策工事について、アからウまで順次お答えいたします。 小項目1、ア、令和2年度の工事内容・総合仮設計画及び契約工期等については、前年度工事終了箇所から旧国道を横断し、流末末端まで283メートルをオープンシールド工法による縦横1.3メートルのボックスカルバートを埋設する工事となります。また工事区間周辺にはアパート等住宅が多数あり、工事現場の道路を近隣住民が生活用道路として利用しているため、通行等に支障を来さないように迂回道路及び仮設駐車場を確保しております。さらに安全かつ円滑に工事を進めていくため、事前の準備工事、現場近くに現場事務所、仮設資材置場の確保を行っているところであります。契約工期については、国から承認を得て令和2年11月6日から令和3年11月30日までの工事期間となっております。 次にイ、白川1号幹線整備工事に伴う地盤変動影響の事前調査は、本工事を着手する前に建物等の事前調査を行い、工事が終了した後に事後調査を行う影響確認調査であります。 次にウ、白川1号幹線磁気探査業務は、本工事を着手する前に不発弾の有無を確認する作業であります。この作業は令和2年8月7日から令和3年3月5日まで実施しており、その結果、不発弾もなく安全を確認しております。残りの未実施区間につきましては、令和3年11月30日まで工事に合わせて行う予定です。 御質問、件名2、安全安心な環境行政について。小項目2、阿波根浜原都市下水路の維持管理について。ア、排水路内スクリーンの定期的な維持管理についてお答えします。小項目2、ア、阿波根浜原都市下水路内スクリーンの定期的な維持管理については、2週間に1回巡回点検を行い、ごみ除去を行っております。また集中豪雨への対応につきましては、常日頃から天候等に注視し、発生初動の段階から迅速に対応しております。 ◎建設部長(大城拡) おはようございます。御質問、件名1、道路行政について。小項目1から4までについて順にお答えします。 小項目1、県道那覇糸満線について。エ、潮平地内県道側溝蓋等の維持管理状況についてお答えいたします。潮平地内県道82号線については、管理者である南部土木事務所でパトロールを行っており、蓋の破損等については適宜対応しているとのことであります。時間を要する修繕については、カラーコーンの設置等で応急処置を施し修繕していく予定であるとのことです。 小項目2、市道浜川線の冠水問題解決について。ア、実施に向けての進捗状況については、令和元年度に実施設計を行っており、令和3年度に冠水対策解消工事を実施する予定となっております。 次にイ、工事内容については浜川線で現状側溝が設置されていない商業施設側に、延長77メートルの側溝を設けるとともに、10か所の街渠ますを設け、道路に埋設されている既存兼城3号幹線のボックスカルバートへ接続し、排水する計画となっております。 小項目3、市道浜川線及び兼城ハイツ1号線の道路舗装の修繕について。ア、実施に向けての進捗状況については、令和2年度で設計業務を終えており、去る2月26日に4工区に分けて工事の入札を行い、3月4日それぞれ契約を締結しました。今後、各工区とも事前準備を行った後、本工事に着手する予定であります。 次にイ、修繕内容については、浜川線及び兼城ハイツ1号線の2路線合計約690メートルの舗装面改修工事約3,500平方メートルを実施いたします。 小項目4、市道潮平北波平線の道路舗装の修繕について。ア、実施に向けての進捗状況については、今年度同様公共施設等適正管理推進事業債を活用し、令和3年度予算にて設計及び舗装面改修工事を実施いたします。 最後にイ、修繕内容については、潮平北波平線の約500メートルの舗装面改修工事を行う予定となっております。 小項目5、糸満工業団地一帯の道路舗装の修繕について。ア及びイについてお答えいたします。小項目5、ア、実施に向けての進捗状況については、令和2年度で設計業務を終えており、去る2月26日に4工区に分けての工事入札を行い、3月4日にそれぞれ契約を締結いたしました。今後、各工区とも事前準備を行った後、本工事に着手する予定です。 次にイ、修繕内容については西崎26号、28号、29号、30号、31号、42号及び46号線の7路線合計約1,800メートルの舗装面改修工事約1万6,600平方メートルを実施いたします。なお令和3年度予算において、西崎22号及び23号線の設計及び舗装面改修工事を実施してまいります。 御質問、件名4、新年度予算について。小項目4、教育、文化について。エ、市内小学校周辺にカラー横断歩道を配置した通学路の安全対策についてお答えいたします。横断歩道の周囲を色づけることで、登下校時の視認性がよくなり、交通安全対策が高まるものと思われます。令和3年度において、市内全小学校で試験的に各校1か所カラー横断歩道を設置していく予定であり、小学校と調整しながら整備する横断歩道を決定してまいります。 次に小項目5、環境、防災について。ア、市内道路や歩道の除草、環境美化についてお答えいたします。市内には、約700本、距離にして約224キロメートルの市道があります。そのため限られた人員と予算だけでは全てに対応することは厳しいことから、市民や各種団体による道路美化ボランティアの協力も得ながら、除草等の道路環境の維持管理に努めていきたいと考えております。 ◎経済部長(兼城浩康) おはようございます。御質問、件名1、道路行政について。小項目4、市道潮平北波平線の道路舗装の修繕等について、ウについてお答えいたします。 小項目4、ウ、隣接の土地改良沈砂池からの排水処理対策については、当該土地改良区は県営保栄茂土地改良事業として流末排水路が未整備のまま、平成14年度に事業が完了しております。土地改良沈砂池側からの越流した排水につきましては、当該土地改良区の流末排水路の整備が抜本的対策として必要であることから、地区内の未舗装の農道も含め、県営事業で整備できないか、今後本市と豊見城市及び保栄茂土地改良区の間で協議を進めていく考えであり、その間の沈砂池等の維持管理については、保栄茂土地改良区と連携し対応を図ってまいりたいと考えております。 次に御質問、件名2、安全安心な環境行政について。小項目1、ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、短期的取組の進捗状況については、河川上流住宅側及び下流の事業者側への局部的な応急対策とした仮設工事を今年2月に発注するとともに、上流側で工事着手に支障となる個人設置の設備等の取扱いについて、現在関係農家と調整を行っている状況であります。 次にイ、長期的取組の進捗状況については、当該河川を農業基盤施設として未整備区間全てを令和5年度に農林水産省所管の補助事業として整備するため、令和3年度に同省所管の調査設計費を活用し、令和4年度に予定される事業採択に係る沖縄県とのヒアリングに必要な設計図書を作成するため、現在必要な準備を行っているところであります。 次に御質問、件名4、新年度予算について。小項目1、新型コロナウイルス感染症対策について。ウ、雇用対策、給付金制度等市内事業所が円滑に相談できる体制整備についてお答えいたします。市内事業者の雇用継続を目的とした市内事業者支援給付金事業の申請場所において、事業者を対象とした申請手続及び沖縄県行政書士会等の専門家を活用した各種相談窓口を設置する予定であります。 最後に御質問、件名4、新年度予算について。小項目6、イからエまでについてお答えいたします。小項目6、イ、農業の後継者対策については、就農直後の経営確立に資することを目的に、交付要件を満たした者に、年間最大150万円を交付する農業次世代人材投資事業等を活用し、JAおきなわ、関係機関と連携し、営農支援等を行い、後継者の育成に努めてまいります。また水産業の後継者対策については、後継者育成事業等補助金を活用し、市内小学校の高学年に対し、魚類等の印刷された文具を配布し、漁業に関心を持ってもらう取組を行います。 次にウ、IoT推進などによる人手不足解消や1次産業を守る取組について。農業においては小菊生産農家を対象に、畑の温度、湿度、照度の状況をセンサーで監視するスマート農業機器「てるちゃん」の導入事業により、人手不足の解消、労働力の負担軽減及び作業効率の向上を図ります。また1次産業を守る取組として、令和2年1月に発生した豚熱の予防のため、豚熱ワクチン接種助成事業により、養豚農家を支援してまいります。水産業においては、国、県の補助事業・制度を活用した取組ができないか検討してまいります。 最後にエ、資金繰り対策など、中小企業の支援策については、市商工会と連携を図り、国、県の各種支援制度や無利子、無担保の融資制度の周知、中小企業セーフティネット資金の認定書の発行手続及び相談窓口の設置を継続してまいります。 ◎市民健康部長(島根辰也) おはようございます。御質問、件名3、新型コロナウイルスワクチン接種について。小項目1、糸満市における新型コロナウイルスワクチン接種について、ウからオまでについて順にお答えいたします。 小項目1、ウ、優先接種及びその他の方、一般接種については、国が示す接種順位として医療従事者、65歳以上の高齢者、基礎疾患を有する者や高齢者施設等の従事者、一般の方の順で接種を行います。県外では、先行接種として医療従事者を対象に2月17日から接種が行われており、県内では優先接種として医療従事者を対象に3月5日から順次開始されております。 次にエ、副反応への対応については、接種会場ではワクチン接種後、15分から30分経過を見て副反応が疑われる場合はその場で医療従事者が必要な対応を行います。帰宅後、副反応が疑われる症状が現れた場合については、まずかかりつけ医などに御相談頂き、被接種者が受診を希望する場合は県が依頼している協力医療機関で受診することとなります。今後、国や県からの通知や情報に基づき、ワクチン接種による発症予防や重症化予防の効果と副反応のリスクについて、市民へ正確な情報を発信していくよう努めてまいります。 最後にオ、全体スケジュールについては、国の通知においては4月12日から高齢者への接種が開始されることとなっており、そのスケジュールに合わせ準備を進めておりますが、ワクチン供給が流動的な状況であるため、全体スケジュールも流動的となることを想定しております。3月中旬頃に庁舎内にコールセンターを設置し、相談体制の構築を図り、接種券の送付に合わせて相談業務を開始できるよう取り組んでいるところです。接種券については、4月上旬には高齢者に発送し、4月中旬からコールセンターまたはインターネットでの接種予約の受付開始を考えております。4月下旬には、本市にもワクチンが供給されるものと見込み、まずは1会場で集団接種を行うことを検討しております。その後もワクチン供給量を見込みながら、8月中旬頃まで高齢者の集団接種を行うことを想定しております。またほかのワクチンの薬事承認時期を踏まえ、7月以降には国が示す接種順位を基本に、基礎疾患を有する者や高齢者施設等の従事者、一般の方の順で接種を想定しております。 次に御質問、件名4、新年度予算について。小項目1、新型コロナウイルス感染症対策について。ア、新型コロナワクチン接種のため、必要な実施体制の確立と併せて市民への情報提供や相談窓口の設置についてお答えいたします。1月18日にワクチン接種に係るプロジェクトチームを発足し、円滑な接種体制の構築に向けて取り組んでおります。市民への情報提供については、接種券へのチラシ同封、広報いとまんへの折り込みチラシ、市ホームページ等を活用し随時行います。相談窓口については、庁舎内にコールセンターを設置し、接種券の送付に合わせて市民からのワクチン接種の日程、会場、予約等に関する相談対応を行う予定です。国や県からの通知や情報に基づき、ワクチン接種による発症予防や重症化予防の効果と副反応のリスクについて、市民へ正確な情報を発信していくよう努めてまいります。 次に御質問、件名4、新年度予算について。小項目3、保健、医療、福祉について。ア、国民健康保険税の軽減に向け、予防医療や健診率、収納率の向上についてお答えいたします。現在、特定健診やがん検診の受診勧奨、健診結果データから個々の健康状態に合わせた効果的な保健指導を行い、生活習慣病の改善や重症化予防に取り組んでおり、医療費の抑制、医療の適切な受診につなげております。また滞納処分等による収納率向上、保険税収入の確保に加えて、失業、廃業またはこれらに類する特別な理由による収入の減少については、徴収猶予や減免の措置を行っております。保険税については、現在、県を中心に国保制度の安定化、負担の公平化を目指し、全市町村で保険料統一について理念の共有に向けた協議を行っているところであることから、その動向を注視していきたいと考えております。 最後に御質問、件名4、新年度予算について。小項目5、環境、防災について。イ、食品ロス削減に向けた取組についてお答えいたします。食品ロス削減推進法において、市町村は都道府県の計画を踏まえた食品ロス削減推進計画の策定に努めることが記載されており、沖縄県においても計画の策定作業を進めているとのことです。糸満市も県の計画が策定され次第、同内容を確認し、策定に向けて取り組んでまいります。令和3年度は沖縄県において、ごみの中にどれだけ食べられる食品が含まれているかの組成調査が予定されており、本市に協力要請があります。県の取組に協力することで、本市の食品ロスの状況も把握できることから、積極的に協力していく考えです。また市内小学校への出前講座を引き続き行い、子供たちへの意識啓発を行ってまいります。 ◎企画開発部長(徳元弘明) おはようございます。御質問、件名4、新年度予算、小項目1、新型コロナウイルス感染症対策、イ、観光需要の回復を目指した感染防止の取組と対策についてお答えします。 今年度は市ホームページにおいて、新しい生活様式への対応を周知するとともに、飲食店応援事業及びいとまんプレミアム商品券発行事業へ参加いたしました事業所等に対しては、業種別ガイドラインの遵守の徹底、消毒液及び飛沫感染対策パーティションの配布を実施しております。新年度も引き続き事業所等に対しては3つの密を避けるための必要な対策を含め、十分な感染拡大防止対策を講じるようお願いしてまいります。 次に件名4、新年度予算、小項目6、交通、観光、経済対策、ア、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた観光メニューについてお答えいたします。本市の主要産業として位置づけられております観光業は、現在、新型コロナウイルス感染拡大により大打撃を受けております。観光業界の早期回復に向け、今年度は国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、新たな生活様式に対応した安全、安心の観光商品モニター事業、本市の多彩で魅力あふれた観光コンテンツを発信するプロモーション事業などを実施してまいりました。新年度も引き続き観光資源のさらなる磨き上げや、自然、歴史、文化、伝統などに基づく自然志向、体験型観光メニューの開発などを目的に、国が創設した事業へ応募するとともに、安全・安心な選ばれる観光地を目指して、観光危機管理計画等の策定に取り組んでまいります。 最後に御質問、件名4、新年度予算、小項目7、行財政改革について、アからウについて順にお答えいたします。アの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の効率的効果活用については、何よりも効果を考える上で最も重要なことは、市民の命を守ることにあります。様々な予防対策が最も効果的な施策であると考えております。その他の事業の中では、地域経済とくらしを支える商品券事業や、飲食店応援商品券事業、公園や道路の緊急対応型雇用創出事業などは、支出額以上の効果が認められるものであり、行革になっていると認識しています。 イの新たな財源確保については、現在策定中であります第8次行政改革大綱の中で、持続可能な安定した財政基盤の確立という項目を設ける予定です。市としては、ふるさと応援寄附金の増額確保とともに、ネーミングライツの導入や保有する市有財産の有効活用等による新たな歳入の確保に努めながら、行政コストに相応する受益者負担を求めるため、使用料及び手数料の適正化に取り組む予定であります。具体的な取組としてふるさと応援寄附金については、本年度直営で行ってきたコールセンター機能及び情報分析機能を市内の事業者に委託して、迅速な対応かつノウハウの蓄積を図り、さらなる増額に努めてまいります。また令和3年度中に観光文化交流拠点施設である、くくる糸満にネーミングライツを活用した公募を行ってまいります。 ウの新総合計画の実効性については、総合計画の指標等を定期的に点検するとともに、社会ニーズの変化や緊急事態への対応を含め、適宜見直しを行っていきます。そのためには部署の枠を超えた推進体制を構築し、プラン・ドゥ・チェック・アクションのPDCAサイクルを行ってまいります。また各種施策の取りまとめ課による関係者会議等の開催、外部有識者を活用した検証専門委員会の設置など、検証及び課題等の抽出が可能な組織体制の充実に努めてまいります。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸) おはようございます。御質問、件名4、新年度予算について。小項目1、新型コロナウイルス感染症対策、エ、施設整備等による公立こども園・小中学校での感染予防対策の充実についてお答えいたします。 今年度はトイレにおける感染症予防対策として、和式大便器を洋式便器へ取替えと併せて、従来のハンドル式の手洗水栓を自動式水栓へ取替工事を行っております。新年度は繰越予算での対応となりますが、小中学校の普通教室及び廊下などの手洗用ハンドル水栓をレバーハンドル式水栓に取替えを行っていく考えであります。また公立こども園は保育室内の手洗用ハンドル水栓を自動式水栓へ取替えと、園庭などの室外については自閉式手洗水栓へ取替えを行うなど、感染予防対策を実施したいと考えております。 ◎福祉部長(平田徳明) おはようございます。御質問、件名4、新年度予算について。小項目2、子ども・子育て対策について。ア及びイについてお答えいたします。 小項目2、ア、子どもの貧困対策として有効な対策を講ずる体制の確立として、子どもの貧困に関する各地域の現状の把握や、学校や学習支援施設、居場所づくりを担う関係機関との情報共有及び子供を支援につなげるための調整役として、市内の中学校区ごとに子供支援サポーターを配置しております。 次にイ、母子家庭生活支援モデル事業の継続や、ひとり親家庭の支援策については、様々な課題を抱えて困窮しているひとり親家庭等の自立を支援するため、令和3年度においても母子家庭生活支援モデル事業の継続を考えております。またひとり親家庭の支援策として、児童扶養手当や医療費助成などの給付事業に加え、相談体制の機能強化を図ることにより、きめ細やかな支援に取り組んでおります。 次に件名4、新年度予算について。小項目2、子ども・子育て対策のウについてお答えいたします。小項目2、ウ、潮平こども園施設の有効活用については、令和2年3月に策定された糸満市立認定こども園在り方計画の中で、無償化の動向を注視しつつ、より利用ニーズの高い放課後児童クラブ等への活用を検討と記載されております。しかしながら令和2年7月の新市長就任に伴い、在り方計画を再検証することとしましたので、現在、糸満市立認定こども園在り方検討委員会の中で、再検証をしているところであります。 御質問、件名4、新年度予算についての小項目3、保健、医療、福祉について、イ及びウについてお答えいたします。小項目3、イ、医療・教育・就労支援など、ライフステージに応じた切れ目のない障害福祉サービスの充実については、自立支援給付事業や、障害福祉サービス費等給付事業などにより、障がい児から高齢障がい者まで対象となる障害福祉サービス等について、市が作成する糸満市障害福祉サービス等支給決定基準に基づき、医療・教育・就労など、ライフステージに応じて個々に必要な内容、量が支給できるように取り組みます。また地域生活支援事業などにより、障がい児・者が自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう、利用者の状況に応じ、効果的、効率的に実施をしてまいります。 次にウ、生活困窮者等への生活支援、住まいの確保などについては、コロナウイルス感染症の影響により、生活困窮者等から相談の増加が見込まれることから、令和3年度においては生活困窮者自立相談支援機関の相談支援体制強化や、生活保護面接相談員を増員するための予算を計上し、生活困窮者等からの相談、生活支援に対応してまいりたいと考えております。また住居確保給付金については、令和2年度の実績見込みに基づき大幅に予算を増額しております。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) おはようございます。御質問、件名4、新年度予算について。小項目4、教育、文化のアからウまでについて順にお答えいたします。 小項目4、ア、確かな学力を育むサポートについては、児童生徒の学力向上と登校復帰を目的に、市内各小中学校に学習支援員及び自立支援員を23名配置する予定になっております。 次にイ、不登校やいじめ問題の対策については、引き続き自立支援員及び教育相談員の配置や、適応指導教室を設置して対応してまいります。また次年度には新たに魅力ある学校づくり調査研究事業を実施して、スクリーニングを活用した不登校、いじめ対策にも取り組みたいと考えております。 最後にウ、GIGAスクール構想により整備したICTを活用した学習活動については、国が掲げるGIGAスクール構想の実現を目指して、今年度各学校のネットワーク環境と児童生徒1人1台のパソコン整備を行いました。次年度より当該パソコンなどを活用した授業を展開してまいりますが、既に先行してパソコンを活用した授業を実施している中学校もございますので、それら事例を参考に活用していきたいと考えております。 ◎総務部長(福元信美) おはようございます。御質問、件名4、新年度予算について。小項目5、環境、防災について、ウ及びエについて順にお答えいたします。 小項目5、ウ、避難所のバリアフリー及び災害弱者への配慮について。本市の避難所は、主に学校体育館等を指定しており、基本的にバリアフリー対応になっていると考えております。また災害弱者への配慮として、液体ミルク、アレルギー食、とろみ剤などの高齢者や援護が必要な方々が安心して避難生活が送れるよう備蓄品の更新を行ってまいります。 次にエ、高齢者や障がい者など災害時の緊急避難など支援を必要とする方々への体制について、本市においては一般の避難所のほかに市内に7か所の福祉避難所を指定しております。今後ともニーズに応じて新たな施設との協定などを視野に入れながら、関係部署と十分に連携し、対応してまいりたいと考えております。 ◆13番(金城寛議員) 今回は、コロナを含めてありましたので、かなりの項目を質問しましたけれども、答弁誠にありがとうございました。それでは早速再質問等していきたいと思います。 まずは件名1の道路行政について。小項目1の県道那覇糸満線潮平入り口等の白川1号線幹線整備雨水対策工事ですけれども、まず最初は、これは質問ではなくてお礼でございます。今回の工事の工期については、国からの承認を受けて令和2年11月6日から令和3年の年度を飛び越しての11月30日までの工期となっていると先ほど答弁ありましたけれども、水道部職員の皆様、頑張りお疲れさまでございます。これまでの1期工事ですと最初からこれぐらいの規模でこれぐらいの工事であれば1年かかるという工事というのは、最初から分かっていたけれども、年度末の3月末に一旦は契約をして、それから変更契約して実施の工期に変更したというのがこれまででありました。これは現場で工事看板等に記入されている工期でありますけれども、3月末で表記をして、それから変更して実施工期に書き換えているという状況がありました。それを見た地域住民からは、工事が遅れているのですかとか、遅れたんですかというような質問がありまして、直接私に質問があった方には、これは補助事業として仕組みとしてそうなっているんだと説明をしていますけれども、一般市民はなかなかそれが理解、納得できない部分もありましたけれども、水道部に何とか国と調整してできないかと要望していましたけれども、今回当初の契約で、所定の実施工期で契約できましたことを感謝申し上げます。ありがとうございます。 それでは再質問に行きます。この工事を契約して、請負業者においては今、準備作業や2次製品等の発注などを行っていると思いますが、現場での工事作業の工程について、これは地域住民が最も聞きたいことだと思いますので、分かりやすく説明をお願いいたします。現場での作業工程についてです。よろしくお願いいたします。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 現場での作業工程につきましては、4月20日頃から覆工板の設置を行い、5月20日頃から雨水排水ボックスカルバートの埋設を行う工程となっております。現在、ボックスカルバートについては受注生産となっていますので、今、発注している段階となっております。 ◆13番(金城寛議員) ありがとうございます。今回、特に旧国道から西側の箇所においては、道路に接道してアパートがあって、その駐車場がありますけれども、その間の工事による駐車場の影響、それから範囲、対応はどのように考えているか、説明をお願いいたします。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 工事による駐車場の影響範囲についてでありますが、工事に係る一作業帯の距離は約20メートルとなっております。そのため駐車場への影響範囲につきましては、車7台分相当になると考えております。なお作業帯の位置は工事の進捗により、日々西側に移動していくことになります。それに伴い影響を受ける範囲も当然西側にずれていくことになります。そのため近隣住民に不便を来さないように仮設駐車場を下流側に15台、上流側に引き続き7台確保しているところであります。 ◆13番(金城寛議員) 十分確保しながらやっていくということでございました。ありがとうございます。 次に、完成した後の排水路の供用開始の期日を教えてください。
    ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 供用開始につきましては、工事完了日と同じ令和3年11月30日を予定しております。 ◆13番(金城寛議員) 工期と同様に供用開始されるということであります。工事完了が令和3年11月30日ということであります。これは、完成したら潮平集落一帯、上流部に降った雨水は、今回冠水対策で新たに設置して完成したボックスカルバート372メートルの排水路を通じて、流末側の西崎東護岸に流れていきますけれども、その護岸の状況については土砂の堆積等があって、排水の支障になってくるのではないかということで、これまで3回一般質問をしましたが、この管理の所管をめぐって県との話合いがうまく進んでいない状況であるということでありました。この対策工事が本末転倒にならないように、やはりここは実際に被害を被っているのは糸満市民であり地域の住民であります。ここは各部を統括をする副市長の前向きな調整、検討など、そして最終的にはやはりトップである市長の決断だと思います。今回の質問項目には入れてありませんが、次回以降、よい返事が聞けることを強く要望いたしまして、本件の本項目での質問を終わります。市長、副市長、よろしくお願いいたします。 次に、小項目2の市道浜川線の起点側の兼城交差点付近の冠水問題の解決でありますけれども、雨水冠水対策工事の具体的スケジュール、先ほど入札等々やったという話がありましたけれども、具体的スケジュールをお伺いいたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 令和3年度予算において、予算として計上してございます。令和3年度予算の承認を頂けましたら、4月の指名審査会に審査依頼を行いまして、5月前半で工事請負契約が締結、早期の工事が着手できるよう努めてまいります。 ◆13番(金城寛議員) 5月の工事請負契約に向けて進めているということで、この対策工事を早急に実施をして、効果が出るように取り組んで頂きたいと思います。ありがとうございます。 次に、小項目3の市道浜川線及び市道兼城ハイツ1号線の道路舗装の修繕についてでありますけれども、兼城ハイツ1号線はさきの新年度予算、議会の現場説明のときに、下水道工事が一部区間、約190メートルぐらいにおいてあるというようなことがありました。その間の舗装はどうなりますか。それと各部の調整は進んでいるのか、建設部長お願いいたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 兼城ハイツ1号線の一部区間において、下水道の工事が水道部のほうで施工されますことから、下水道工事の工事完了後、次期工事として発注する予定であります。工事概要といたしまして、延長約330メートル、約2,000平方メートルの舗装面改修工事を実施する予定でございます。 ◆13番(金城寛議員) どうもありがとうございます。調整は済んでいるということで安心をしております。実はこの区間が、一番兼城ハイツの部分、現場を調査したら、最も悪い箇所なんですね。ですから下水道工事が終わり次第、速やかに修繕をお願いいたします。 それでは次に舗装修繕の作業工程の部分を分かりやすく説明を、傍聴席にも分かるように説明方お願いをいたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 今回のアスファルト新設工事なんですが、老朽化したアスファルトの舗装面を一旦除却し、上層路盤の不陸整正を行った後、新たなアスファルト舗装を敷設していきたいと考えております。 ◆13番(金城寛議員) 今ある凸凹したアスファルト舗装を撤去して、新たにアスファルト舗装をやるという修繕ですけれども。実は西崎の糸満工業団地、重量物車両の影響もあって、かなりの凸凹がありますけれども、そこの部分をやはり上層路盤の不陸整正だけでは不十分、恐らく下層路盤も含めた、場合によっては路盤材の入替えも必要な箇所があるかと思います。 それから兼城ハイツ1号線については、舗装面にかなり大きな亀裂があるので、その部分についてもやはり下層路盤までチェックしながら対応をお願いしたい。 糸満工業団地と兼城ハイツについて、建設部長の考えを伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、特に西崎の工業団地等につきましては、そのほかにもございます。凸凹や亀裂の入った状況の悪い箇所については、路盤を撤去した後に土層改良等適切な工事を行った後、アスファルト舗装の敷設を実施していきたいと考えております。 ◆13番(金城寛議員) 建設部長、ありがとうございます。それでは次に行きます。 小項目4の市道潮平北波平線の道路舗装の修繕、これはウの部分、隣接の土地改良沈砂池側からの排水処理がうまくいっていなくて越流をしている。この場所ですけれども、北波平の県道との交差点から西側、阿波根集落に向かう市道に隣接した土地改良沈砂池からの排水、これが越流しているということでありますので、沈砂池の維持管理の具体的な方法について伺います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 管理の方法でございますが、現在越流が生じている沈砂池から既存の流末排水を導く横のヒューム管の詰まりを確認しております。その詰まりを取り除く作業を行いまして、その後、状況を見ながら越流の解消に取り組んでいきたいという考えでございます。 ◆13番(金城寛議員) 詰まりを取り除くということですが、ずばりいつからこれ、ヒューム管だと思いますがいつからですか、お伺いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えいたします。 今週からこの作業を行っていく予定でございます。 ◆13番(金城寛議員) 今日からやるということで、素早い対応ありがとうございます。 次に、件名2の安全安心な環境行政について。小項目1の阿波根土地改良区外(潮平)の白川河川の洗掘への対応についてですけれども、先ほどの答弁でア、イの短期、長期的取組については、前に前に進んでいる状況であるということで、私も大変うれしく、地元も大変喜んでいると思います。市の取組に感謝申し上げます。ありがとうございます。引き続きよろしくお願いをいたします。 次に、小項目2の阿波根浜原都市下水路の維持管理についてですが、アの排水路内スクリーンの定期的な維持管理でございますが、このスクリーンの設置、本当にありがとうございます。早速、その効果が出ていたと思いますけれども、皆さん職員含めて管理をしているということで、その状況も私、確認をしています。再質問ですけれども、市の職員は二、三年に1回人事異動等があって、今後も継続してこの箇所の維持管理ができるように事務引継等に明記をして、しっかり引継ぎをしてもらいたいと思いますが、当局の考えを伺います。 ◎水道部長(伊敷勝) 再質問にお答えいたします。 ただいま人事異動等での維持管理の事務継承についての再質問ですが、今後の維持管理の継承についてでありますが、安全な維持管理を行うため、集中豪雨発生初動段階から迅速に対応できるよう、対応手順等を事務引継書に明記し、維持管理継承に努めていきたいと考えております。 ◆13番(金城寛議員) 水道部長、ありがとうございます。ひとつよろしくお願いします。 次に件名3の新型コロナウイルスワクチン接種についてですけれども、再質問です。接種会場として公共施設、公共施設の名前をもし公表できるのであれば伺います。それから全体のスケジュールとして、つまり糸満市はいつ頃からこのワクチン接種が実施されるのか。それからコロナの体制ですけれども、庁舎内にコールセンターを設置とありましたけれども、その人員配置、それから個別の直通電話なのか。なかなかつながらないという苦情がよくありますので、その辺のことについて答弁お願いいたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 現在のところ調整中ではありますが、本庁舎1階ロビー及び糸満市農村環境改善センターを公共施設の会場として予定をしております。 コールセンターに関しまして……。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時28分)                              (再開宣告午前11時29分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 全体のスケジュールとして先ほど答弁いたしましたが、国の通知においては4月12日から高齢者への接種が開始されることとなっております。そのスケジュールに合わせて準備を進めておりますが、ワクチン供給が流動的な状況であるため、全体スケジュールも流動的になることを想定しております。4月下旬には本市にもワクチンが供給されるものと見込み、1会場で集団接種を行うことを検討しているというところでございます。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時30分)                              (再開宣告午前11時30分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 コロナワクチン接種に係るコールセンターにつきましては、3月中旬頃に庁舎内に設置し、相談体制の構築を図り、接種券の送付に合わせて相談業務を開始できるように取り組んでいるところですが、人材派遣会社へ委託し、人員確保の準備を進めており、8人体制で相談業務の対応を行っていく予定でございます。 ◆13番(金城寛議員) どうもありがとうございます。 次に件名4、小項目2の子ども・子育て対策、先ほどの答弁で人的サポートの相談員とありましたけれども、相談員の名称、人数も含めてお聞かせください。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 相談員と支援員の人数ということですが、まず子供支援サポーターが5名、これが支援を必要とする子供の家庭や学校、地域を訪問し、それから支援機関につなげる業務です。それから子供の居場所運営主任、これが3名、それから家庭児童相談員が2名、それから婦人相談員が1名、それから子供家庭支援員が3名、以上です。 ◆13番(金城寛議員) ありがとうございます。 次に、小項目3の保健、医療、福祉について。ウの部分ですね、先ほどの説明で住居確保給付金について、当初予算を増額してありますとありましたが、ずばり幾らから幾らですか。それからこれはやはり国の責任で行う必要があるものだと考えますけれども、その財源内訳についても伺います。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 住居確保給付金の予算額の令和2年度と令和3年度の当初金額で差額を説明いたします。令和2年度の当初金額が130万1,000円、それから新年度の令和3年度当初が2,635万4,000円で、差額が2,505万3,000円の増額となっております。 財源の内訳ですが、国庫負担金が75%で1,976万5,000円。それから一般財源で25%で658万9,000円となっております。 ◆13番(金城寛議員) ありがとうございます。 次に、小項目4の教育、文化。ウのGIGAスクール構想により整備したICTを活用した学習活動について、今後休校、自宅学習になった場合の、このパソコンを自宅に持って帰ることになった場合の対応についてはどのように考えていますか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 GIGAスクール事業で整備したパソコンについては、現在、次年度より本格稼働するために設定作業を進めているところでございます。それが済み次第、パソコンを活用した学習活動を進める必要があります。そうしたことを踏まえた上で、自宅で使用する際の諸準備、例えば自宅で使用する場合の保護者の承諾、使用方法、自宅での使用時間、通信環境、さらに利用者の負担など、ある程度ルールを決める必要がございますので、今現在、先行して実施している学校を参考に進めていきたいと考えております。 ◆13番(金城寛議員) ありがとうございます。 次にエの市内小学校周辺にカラー横断歩道ですけれども、市長は長い間、学校周辺での交通安全誘導指導を自ら行っていましたけれども、よく感じていたのではないかと思います。今回、試験的に各学校1か所ずつやるということですが、改めて市長の決意のほどを伺います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 私も10年余り、学校近郊で横断歩道活動をさせていただいていますけれども、やはり子供たちの安全安心を守るためにはドライバーがよく分かるようなカラー舗装が必要だと認識して、今回各小学校にカラー舗装を試験的に導入するということでやっております。まずは子供たちの安心安全を守るのが優先だと思っておりますので、この辺も強く認識しております。 ◆13番(金城寛議員) 市長、どうもありがとうございます。 次に、小項目5の環境、防災について。アの市内の道路や歩道の除草、環境美化の徹底について。現在の道路美化ボランティア活動の登録団体の数及び延長、そして道路美化ボランティア団体を今後とも増やす工夫は考えていますか。伺います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 令和3年度2月末時点で、個人、団体合わせて130の登録がされております。またボランティア維持管理につきましては、道路延長として31キロメートルの美化活動を担ってもらっております。また今後、団体登録者を増やす工夫といたしまして、今年度建設工事入札参加資格審査会の中で、道路美化ボランティア貢献の評点等を取り入れており、今年度20の個人、団体が登録された状況でございます。 ◆13番(金城寛議員) 今回、かなりの項目の質問をいたしましたけれども、丁寧な答弁誠にありがとうございました。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時38分)                              (再開宣告午前11時38分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆13番(金城寛議員) 最後に、今年3月末で職員、管理職含めた6名の方々が定年退職されると聞いております。皆様には、市民全体の奉仕者として市民福祉の向上、人材育成、教育、環境整備等々、長い間本当にお疲れさまでした。本議場にも2名の方々、部長がいますけれども、本当にお疲れさまでした。 これをもちまして、本定例会での私、金城寛の一般質問を終了いたします。誠にありがとうございました。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時39分)                              (再開宣告午前11時39分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆10番(金城一文議員) 市民の皆様、傍聴席の皆様、インターネット中継を御覧の皆様、こんにちは。3月定例会、2番目の質問をさせていただきます。質問に入る前に、一言所見を述べさせていただきます。糸満市で導入されているコミュニティ・スクールというものがあります。「地域全体でわったー学校を目指そう!」というキャッチフレーズで、子供たちを取り巻く様々な教育課題を解決するために、学校と保護者、地域の皆さんで一緒に知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、地域とともにある学校を実現させますとあります。私も子供の頃は、地域の皆様に温かく見守っていただきました。既に活動をされておられる方もいらっしゃいますが、とてもいい取組であると思います。私も地域の一員として、次の世代を担う子供たちのために微力ながら取り組んでいきたいと思います。では通告書に従いまして、質問させていただきます。 件名1、新型コロナウイルス感染症対策について。昨年末より新型コロナウイルスの第3波が全国で猛威を振るっております。様々な行事が中止となり、各種の経済活動も縮小や自粛を余儀なくされています。飲食業の時短営業に対しては県からの協力金があるため、廃業を免れたとの声も聞こえています。しかしながらその他の事業所においては売上げの減少や、人件費等の経費の支払いなどで苦しい状況が続いています。そのような苦しい状況にある市内事業者に対し、何らかの手を差し伸べるべきであると思います。そこで伺います。小項目1、新型コロナウイルス感染拡大により影響を受けている事業所への対策について。ア、どのような業種でどのような影響があるか把握していますか。イ、何らかの方策を打つべきであると思いますがいかがですか。 小項目2、雇用対策や相談体制について。ア、雇用や給付金などの市民からの相談に対し円滑に対応できるような体制を整備するべきであると思いますがいかがですか。 一般の方々は、御自分の身の回りの衛生にはかなり神経質になっていることと思われますが、御自分の出すごみにまでは、なかなか気が回らないものであると思います。ごみ収集作業に従事される方々は、そのような廃棄物の収集に従事されていて、日々感染のリスクと隣り合わせで作業をされています。そこで伺います。小項目3、ごみ収集作業員のコロナ対策について。ア、どのような対策をしていますか。 件名2、保育行政について。糸満市の子育て世代の方々から、子供の保育について相談を多数お寄せ頂きました。その多くは次年度からのこども園等への入園についてのものでした。子供を安心して預けることができなければ安心して働くことができず、生活設計が立てられないということでした。その不安解消のために、市は早急に対策を講じるべきであると思います。そこで伺います。小項目1、待機児童の解消時期について。ア、令和3年4月1日時点の待機児童数は何人ですか。イ、以前の答弁では待機児童の解消時期は令和3年4月ということでしたが、現時点での解消の見通しはどうなっていますか。 小項目2、現在整備中の認定こども園の進捗状況について。ア、現在整備中の認定こども園は工事が遅れているようですが、4月の開園までに間に合いますか。 小項目3、糸満市保育士資格取得支援事業補助金について。ア、補正予算で同補助金を取り下げた理由は何ですか。 件名3、道路行政について。子供たちの安全な登下校のために、他市では通学路にカラー舗装を施し、車を運転する人に子供の存在を意識させ、事故を未然に防ぐ努力をしています。糸満市においても、子供たちの安全を守る立場からぜひこの取組をするべきであると思います。そこで伺います。小項目1、児童生徒の通学路の安全確保について。ア、横断歩道のカラー舗装化の目的や効果についてどのように認識されていますか。イ、市内の小学校周辺の道路にカラー舗装を導入できませんか。 件名4、防災行政について。今日は3月11日です。ちょうど10年前の今日は、東日本大震災が発生し多くの人命が失われ、多大なる被害が生じた日であります。職場のテレビで中継される現地の様子を見ながらも、とても現実のものとは信じられず、何か映画を見ているような感覚を持ったことをはっきりと覚えています。大学時代に大阪で阪神淡路大震災を経験し、自然災害の怖さを知っていても、時の経過とともに災害への備えを忘れていた自分に、改めて災害へ備えることの大事さを教えられました。災害が起こることは避けられないかもしれませんが、災害の被害を最小限に抑えられるよう備えをしっかりしていきたいと思います。この10年で、様々な災害を受けて非常用の設備は整備されてきましたが、実際に使用されていないため、実際に稼働するか分からない設備も少なくないと聞いています。平時においてこそ非常時に備えるべきであると思います。そこで伺います。小項目1、非常用電源の点検について。ア、緊急時に使用される非常用電源設備の点検はどうなっていますか。 件名5、福祉行政について。新型コロナウイルスは様々な影響を及ぼしていますが、その中でも深刻なものの一つに高齢者の健康の維持があります。外出自粛によって家の中にいることを強いられ、外部との接触機会が減ったことにより身体的、精神的に大きな負担があるものと思われます。ワクチン接種が始まったとはいえ、いまだ終息の気配が見えない中で、地域デイサービス等の通いの場は、より一層重要な役割を果たしていくものと思います。その地域デイサービスの運営が、次年度大きく変わるとの話が聞こえてきました。そこで伺います。小項目1、高齢期の健康保持・増進について。ア、フレイル予防とは何ですか。イ、地域デイサービス等の通いの場を活用した健診やフレイル対策を強化していく考えはありませんか。 先日、當銘真栄市長へ提出させていただいた要望書の中で、こども医療費助成制度の拡充についてというものがありました。こども医療費助成について、通院対象年齢を中学卒業まで拡大することと併せて現物給付を実施するなど、所得による医療格差が生じないよう子供たちの健康をしっかり守ることをお願いさせていただきました。そこで伺います。小項目2、こども医療費助成制度の拡充について。ア、県に対して、こども医療費助成制度の拡充に関して要請しましたか。 件名6、文化行政について。先日、NHKの番組で糸満市が取り上げられていました。先輩から情報提供があり何気なく見ていましたが、糸満の名前の由来はイギリス人が8人漂着したことから来ているとの説が紹介されていました。諸説あるとの表記もありましたが、私の周囲には、そのような説があるのかと疑問視する声が聞こえてきました。そこで伺います。小項目1、糸満の名前の由来について。ア、先日、NHKの番組で糸満市の名前の由来について紹介されていましたが、糸満市で公式の説が定まっていますか。 件名7、動物愛護行政について。これまで何度か本市の動物愛護行政について質問させていただきましたが、職員の皆様の頑張りもあって、他市の見本となるような動物愛護行政となっていると思います。その動きをさらに加速させ、人にも動物にも優しい糸満市にするために、他市には見られない施策を実施していただきたいと思います。そこで伺います。小項目1、動物愛護普及のための犬・猫の避妊・去勢手術助成について。ア、市民が活用できる犬・猫の避妊・去勢手術の助成はどのような状況になっていますか。イ、市内の飼い犬、飼い猫の繁殖を制限して不必要な殺処分をなくすために市独自の助成事業の導入は可能ですか。 以上、壇上での質問を終え、再質問は質問席より行います。当局の誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。 ◎市長(當銘真栄) 金城一文議員御質問、件名7、動物愛護行政について。小項目1、動物愛護普及のための犬・猫の避妊・去勢手術助成についてのイ、市内の飼い犬、飼い猫の不必要な殺処分をなくすための市独自の助成事業の導入についてお答えいたします。 市独自の助成事業の導入については、動物殺処分ゼロを目標に、犬・猫の避妊・去勢手術への助成事業の導入を計画しており、令和3年度において新規予算の計上をしているところであります。なお事業執行に当たっては、ガバメントクラウドファンディングを活用し、計画的に事業実施を行い、避妊・去勢手術の助成の実施も可能だと考えております。 その他の質問に関しましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員の御質問、件名6、文化行政について。小項目1、糸満の名前の由来について。ア、糸満の名前の由来について、市としての公式の説はあるのかについてお答えいたします。 市としての公式の説はありませんが、糸満の地名の由来については、地形に由来する説のほか、糸と繭を持ったカニに由来する説、8人の外国人の漂着に由来する説、優れた漁師に由来する説など、俗説を含め諸説あります。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、新型コロナウイルス感染拡大により影響を受けている事業所への対策について。ア、どのような業種でどのような影響があるかの把握については、市内経済全般にわたって影響していると把握しておりますが、特に沖縄経済を支える観光業におきましては、昨年から数回にわたって発出された緊急事態宣言により、観光客の減少で大きな打撃を受けており、飲食業においても緊急事態宣言による時短営業や休業を余儀なく行っていることから、大変厳しい状況下にあると把握しております。また観光と関連する業種や感染防止に関連して影響のある出店業を含むイベント業等の業種も、同じく厳しい状況であると認識しています。 次にイ、何らかの方策を打つべきについては、市内事業者支援給付金事業で、市内において継続して観光関連等の事業を営む法人、個人が新型コロナウイルス感染拡大前となる2019年と比較して、事業収入が50%以上減少した月が認められた事業者については給付を行い支援します。 小項目2、雇用対策や相談体制について。ア、雇用や給付金など円滑に対応できるような体制整備については、市内事業者の雇用継続を目的とした市内事業者支援給付金事業の申請場所において、事業者を対象とした申請手続及び沖縄県行政書士会等の専門家を活用した各種相談窓口を設置する予定であります。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名1、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目3、ごみ収集作業員のコロナ対策について。ア、どのような対策をしていますかについてお答えいたします。 令和2年5月にごみ収集委託業者へ環境省通達の対策マニュアルを配布し、作業前、作業中、休憩中、作業後に心がけることとして、手袋、マスク等の適切な着用、車内の換気、消毒、手洗浄の徹底等を促しました。その後も毎月の委託業者との連絡会時に、感染症対策の確認を行っているところであります。 次に御質問、件名3、道路行政について。小項目1、児童生徒の通学路の安全確保について。ア、横断歩道のカラー舗装化の目的や効果についての認識についてお答えいたします。横断歩道のカラー舗装化の目的や効果については、カラー舗装は横断歩道の視認性が向上するため、運転者に横断歩道を早く認識させることができ、減速や徐行など注意を促すものになり、交通事故を防止することが期待できるものと認識しております。 最後に御質問、件名7、動物愛護行政について。小項目1、動物愛護普及のための犬・猫の避妊・去勢手術助成ついて、アについてお答えいたします。小項目1、ア、市民が活用できる避妊・去勢手術については、沖縄県獣医師会が実施している飼い犬、飼い猫に対する避妊・去勢手術助成がございます。県内全域での募集となりますので、当選確率が低く、昨年度は1,899件の応募に対し、糸満市の申込件数は80件で当選件数は23件となっております。また近年は動物愛護思想の普及が高まり、動物殺処分ゼロの取組が増えていくものと見込まれるため、本助成事業の申込みも増えていくと考えられます。 ◎福祉部長(平田徳明) 御質問、件名2、保育行政について。小項目1から3について順にお答えいたします。 小項目1、待機児童の解消時期について。ア、令和3年4月1日時点の待機児童数については、現在入所調整中で確定しておりませんが、昨年度と同等程度になるのではないかと考えております。 次にイ、現時点での待機児童解消の見通しについては、4月開園予定で整備中であった認定こども園が4月に開園することができなくなったことから、4月での待機児童の解消は難しくなったと考えています。 小項目2、現在整備中の認定こども園の進捗状況について。ア、4月開園までに間に合いますかについては、当該事業の実施主体である法人と工事業者との間で問題が生じ、現在工事が中断しているとの報告を受けています。よって年度内の事業完了が困難となり、4月の開園は間に合わない状況となっています。 小項目3、糸満市保育士資格取得支援事業補助金について。ア、補正予算で同補助金を取り下げることを検討した理由についてお答えします。同補助金は、保育士資格を取得するために養成校に通っている者、通信教育を行っている者または保育士試験に合格するための単位を取得している者を保育従事者として雇用している認可外保育施設に対して、その雇用経費を補助するものであります。県補助金の目的である待機児童に関する問題を解消するは、待機児童が認可施設に入園することが条件であるため、認可外保育施設の認可化移行や、認可外保育施設で資格を取得した保育士が、認可保育園に就職する仕組みが構築されていれば、当該県補助金の目的に沿ったものであると解釈できますが、本市においては平成29年度の保育園及び認定こども園の公募を最後に、小規模保育事業所を除く教育・保育施設の公募を行っていないこと、令和2年3月に策定した第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画において、現在整備中の施設を除き3歳から5歳児については量の見込みを確保方策が上回っており、新施設の整備が必要な状況にないこと、認可外保育施設で資格を取得した保育士が、認可保育園に就職する仕組みが構築されていないことなどから、待機児童解消に効果的につながっておらず、令和2年度においては県補助金を財源として市補助金を交付するのは適切ではないと判断したためでございます。しかしながら糸満市認可外保育施設園長会からの要請を基に県補助金交付要綱及び市補助金交付要綱等を再検証した結果、本年度の市補助金については県補助金を活用せず、本市の一般財源として対応することが可能と判断したことから、3月補正予算で保育士資格取得支援事業の歳出予算を取り下げることなく、歳入財源の組替えを行うこととしております。 御質問、件名5、福祉行政について。小項目1、高齢期の健康保持・増進について。ア及びイについてお答えいたします。小項目1、ア、フレイルとは、加齢に伴う心身の筋力や認知機能などの生活機能の低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態をいい、要保護状態に至る前段階と位置づけられています。したがってフレイル予防とは、より早期からの介護予防を意味しています。 次にイ、地域デイサービス等の通いの場を活用したフレイル対策の強化については、集団への取組として地域デイサービス利用者が主体的に活動を行っている地域において、フレイル予防の普及啓発活動や運動、栄養、それから口腔等の健康教室を行い、また個別支援として低栄養防止、生活習慣病等の重症化を予防するための訪問相談、訪問指導等を実施していく予定です。 御質問、件名5、福祉行政について。小項目2、こども医療費助成制度の拡充について。ア、こども医療費助成制度の拡充に関する県への要請についてお答えいたします。こども医療費助成制度の拡充に関する要請として、令和2年10月2日に沖縄県知事に次のとおり要請をしております。1、国の制度として中学校卒業までの国の医療費無料制度を早期に実現するよう国に求めること。2、こども医療費助成制度を現物給付にした市町村の国民健康保険制度における国庫補助の削減(ペナルティー)は全て廃止するよう、国に強く求めること。3、国の制度ができるまで、県の制度として中学校卒業まで医療費無料制度の拡充を早期に実現すること。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時06分)                              (再開宣告午後0時06分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) ただいまの答弁で、件名5の福祉行政についての高齢期の健康保持・増進についての答弁で、要介護状態を「要保護」と言いましたので、これを「要介護状態」ということに訂正します。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名3、道路行政について。小項目1、児童生徒の通学路の安全確保について。イ、市内小学校周辺の道路にカラー舗装の導入についてお答えいたします。 横断歩道の周囲を色づけることで、登下校時の視認性がよくなり、交通安全対策が高まるものと思われます。令和3年度において市内全小学校で試験的に各校1か所カラー横断歩道を整備していく予定であり、小学校と調整しながら整備する横断歩道を決定してまいります。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名4、防災行政について。小項目1、非常用電源の点検について。ア、緊急時に使用される非常用電源の点検はどうなっているかについてお答えいたします。 災害時には、糸満市地域防災計画に基づいて本庁舎に市長を本部長とする災害対策本部を設置し、応急対応を行うこととなっております。その際は、電力などライフラインの断絶が想定されることから、平時より非常用電源等の確保は重要なものと認識し、市庁舎の非常用電源については適切に定期点検を実施しております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時09分)                              (再開宣告午後1時20分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆10番(金城一文議員) では再質問に入らせていただきます。 まず件名1、新型コロナウイルス感染症対策についてでありますけれども、今回、補正予算で6,000万円、また次年度も事業者向けの給付金等の対策をされるということなんですけれども、まず市内の事業所にアンケートを、当然聞き取りをされているのでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 アンケートにつきましては、商工会会員の一部そして大手企業を対象にアンケートを行っております。また市観光協会、市商工会、市飲食業組合等からは個別に意見の聞き取りをしているということでございます。 ◆10番(金城一文議員) そのアンケートなんですけれども、どのような御意見がありましたか。 ◎経済部長(兼城浩康) アンケートでございますが、アンケートの項目の中にはいろんな項目がございまして、コロナ禍の中の状況とか、今後への影響、そして営業資金の内容、国等から給付等を受けたいということの内容がございました。特に市のほうへの要望等の中におきましては、飲食店への一律の助成があれば助かるとか、持続化給付金の支援をスムーズにやってもらいたい。また宿泊券やレストランの利用券等の発行、様々な意見がございました。 ◆10番(金城一文議員) 今、私の手元にも商工会が実施したアンケート、これ回答が100件ほどありまして、その中の大体65%ぐらいの方が企業への大きな影響がある、深刻な影響がある、相当深刻な影響がある、これを合わせると65%もの事業所が影響を受けているという回答をしております。具体的に言いますと、「コロナの発生により商品の売上げが減少、単価が大幅に下落した」、これは農業ですね。それから「小売も波があり安定しない。食品の卸、ホテルへの卸が全く売上げがなくなった、次年度は従業員の雇用も厳しい」、これは小売業。「借金をして事業をつないでいる、従業員にもほかの仕事を探していいと促している」、これは飲食業。等々かなり大きな影響が出ております。そんな中で、経済対策を出されるということで、では先ほどおっしゃったアンケートを基に経済対策をつくられたということでよろしいでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 先ほどのアンケートもございますが、市の観光協会とか商工会からも意見を頂いたと。そして昨年8月以降に各団体等からも要請等が数多く寄せられました。そういった内容も精査しまして、今回先行して支援する業種を選定して計画を立てたということでございます。 ◆10番(金城一文議員) ありがとうございます。私のほうにもいろいろな業界から、自分のところは飲食とか観光があまり関係ないので、何も補助をしてもらえないとか、助けてほしいというようなお話がいっぱいありました。市民の皆さん、こういうふうな形で困っていらっしゃるんですけれども、市のほうで残念な対応をされているということがあったようです。このアンケートによりますと、「市のほうへ電話をしたが、国や県の制度を受けなかったのかと聞かれた。全然足りていないことを理解していない」とか、「糸満市へ支援制度、補助金の相談をしたら商工会へ電話してくれと言われた」等々、あまり市民の立場に立っていないと思われるような対応があったということが、非常に残念です。中には「プレミアム商品券を利用する方が多いので助かっています」、こういうふうなプラスの評価をする方もいらっしゃるんですけれども、どうしても悪いイメージのほうが強く残ってしまいますので、このコロナ対策だけではないんですけれども、全ての面において職員の皆さんには、困っている方々がいるということを心に置いた上での対応をやっていただきたいと思います。 今後、商工会など、経済団体から聞き取りや説明会等を行う予定はありますか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今後についてでございますが、まずは今月の末でございます。これは3団体との意見交換会を行いたいと。その中で今回の事業の説明も行っていきたいと。率直に団体から感じている点も、聞き取りを行いたいということを考えております。 ◆10番(金城一文議員) ありがとうございます。ぜひ商工会のみならず様々な団体と連携を密に取っていただいて、中小の事業所が困ることがないようにしていただきたいと思います。 新年度の経済対策についてはいつ頃から始めて、いつ頃までに終わるというような予定をされていますか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 新年度につきましては、補正予算での対応を考えております。予算措置ができれば、できるだけ早く実施したいと考えておりますが、期間については現在調整中ということでございます。 ◆10番(金城一文議員) 2月頃、今回の3月定例会の準備をしているときには、市民の皆さんから対応が遅いと、市は何もやっていないんじゃないかという批判の声を多く頂きまして、どうしようかなと思っていたんですけれども、今回このような形で補正予算を組んで頂いて、また次年度大きな予算を割いていただいているということで、ちょっとほっとする部分もあるんですが、なるべく早めに、これからは市民の方から不平不満が出ないように、速やかな対応をお願いしたいと思います。 続きまして小項目3、コロナ対策のごみ収集作業員の方への対策ということなんですけれども……。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時28分)                              (再開宣告午後1時28分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆10番(金城一文議員) 様々な対策を取っていらっしゃるということなんですけれども、今後だんだん暑くなってきますので、その中で手袋、マスク等をしたまま作業をするというのはちょっと大変だと思うんですけれども、感染を防ぐために大切なことだと思いますので、徹底をよろしくお願いいたします。 では、続きまして件名2の保育行政です。先ほど御説明がいろいろとあったんですけれども、その中で現在整備中の認定こども園の進捗状況をお聞かせください。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 本年度当初の計画では年内に完成する予定でありましたが、建設工事の遅れを理由として、発注先の社会福祉法人が契約解除を通知しており、年度内の完成は不可能な状況となっております。現時点の進捗率については、社会福祉法人に委託されたコンサルタントが出来高の調査を実施中で、3月後半で提出予定という報告を受けており、現時点での出来高の報告は受けておりません。 ◆10番(金城一文議員) ではその社会福祉法人は、工事の遅れに対してどのように対応する予定でしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 社会福祉法人より糸満市宛てに、予算の繰越しを求める上申書が提出されています。 ◆10番(金城一文議員) 工事が遅れているということなんですけれども、補助金はどうなるんでしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 現在、県を通じて国に本件の対応について照会をかけております。市としては、社会福祉法人の求める繰越しの処理を3月定例会に提出しておりますが、国、県の判断により適切に対応する予定です。 ◆10番(金城一文議員) 先ほど補正予算で、糸満市保育士資格取得支援事業の補助金を取り下げることを検討した理由のほうを説明していただいたんですが、すみません。もう一度お伺いしてよろしいですか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 糸満市の保育士資格取得支援事業補助金なんですが、保育士の資格を取得するために養成校に通っている者、もしくは通信教育を行っている者、または保育士試験に合格するために単位を取得する者を保育従事者として雇用している認可外保育施設に対して、その雇用経費を補助する制度であります。その制度が県補助金の目的である待機児童に関する問題を解消する、は待機児童が認可施設に入園することが条件であるため、認可外保育施設の認可化移行や認可外保育施設で資格を取得した保育士が認可園に就職する仕組みが構築されていれば、県補助金の目的に沿ったものであると解釈できますが、本市においては平成29年度以降、保育園及び認可園の公募を最後に小規模保育事業所を除く教育・保育施設の公募をやっていないことから、令和2年3月に策定した第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画において、この新施設の整備は必要ないという状況にあることから、認可保育園に就職する仕組みが構築されていないことなどから、待機児童の解消にはつながっていないと。それで令和2年度においては県補助金を財源として、市補助金を交付することは適切でないと判断したためです。しかしながら認可外保育施設園長会からの要請を基に、県補助金は今回該当しないんですが、市補助金であれば対応できるということで、県補助金を活用せず本市の一般財源で対応したということであります。 ◆10番(金城一文議員) 沖縄県待機児童解消支援交付金の目的に合致していないから、今回取り下げることを検討したということですよね。どのような点が合致しないというふうに判断されたのか、御説明頂けますか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 県補助金の目的が、待機児童に関する問題を解消することを目的として市町村が行う事業に対しての予算の範囲内で待機児童解消の支援交付金を交付するということとされています。現在の糸満市補助金制度の状況が、待機児童の解消につながっていないことから市の判断として県補助金を活用しないということであります。ですから県補助金を活用しての待機児童の解消につながらないということで、今回は県補助金は該当しないということで市が判断したために、市の単独の補助金でやったということです。 ◆10番(金城一文議員) ちょっと難しいんですけれども、県の交付金には該当しないので、糸満市が糸満市の要綱に合うような形で、単独で補助金をつけたということですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時36分)                              (再開宣告午後1時38分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 市の交付は問題ないということで、県補助金が待機児童に関する問題を解消することにつながらない、認可外保育園のままでその事業を受けると、待機児童の数の解消につながらないということで判断をして、県の補助金は該当しないんですが、市の補助金であれば、これは試験を受けることは問題ないんですね。その試験を受けた後に認可園に移行するのであれば問題はないんですが、そのまま認可外保育園のままだとそれが該当しないということであります。 ◆10番(金城一文議員) 県の補助金では該当しないけれども、この予算は必要なので単費でつけた。それは市の要綱には合致しているという認識でよろしいですか。 ◎福祉部長(平田徳明) そのとおりであります。 ◆10番(金城一文議員) 県の要綱には合致しないということなんですけれども、これは最初から該当しなかったのか、いつから該当しなくなったんでしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 先ほども答弁をしましたが、平成29年度以降認可園に移行することがほとんど終了していたということで、それ以後は……。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時40分)                              (再開宣告午後1時40分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 本市では平成27年3月に策定された糸満市子ども・子育て支援事業計画の下に、待機児童解消のため認可園の整備を行ってきました。令和2年3月に策定した第2期糸満市子ども・子育て支援事業計画により、3歳から5歳児については量の見込みを確保方策が上回っていることが記載されているため、当該計画が適用された令和2年度においては県補助金を活用することは適切ではないと判断しましたが、それ以前は適切であるということであります。 ◆10番(金城一文議員) では前年までは大丈夫だけれども、今年は県の要綱に合わないので市がこの事業を継続させるために補正を組んだということでよろしいですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時42分)                              (再開宣告午後1時43分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 令和元年度まではその制度で該当したんですが、令和2年度以降、この補助金を精査した結果、一応県の補助金は適切ではないと判断した形で、今後はそのような形で行きたいということです。 ◆10番(金城一文議員) 分かりました。補助金を受けた園が、不利益が生じるということがないようですので、少し安心をいたしました。引き続き保育に関わる皆さん及び本市の子供たちのために、よりよい環境が整備されるようによろしくお願いいたします。 次に行きます。件名3、道路行政についてです。こちらは先ほど寛議員のほうからもお話がありましたので、省略させていただこうかとも思ったんですが、1点だけ再質問させていただきたいと思います。このカラー舗装を導入することによって、先ほど効果について御説明がありましたが、効果的であると判断がされた場合、1か所だけではなく複数の箇所で実施するお考えはありませんか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 カラー横断歩道の設置後、学校やPTA等の意見を聞き入れ安全状況を確認しながら、今後対応していきたいと考えております。 ◆10番(金城一文議員) 子供たちの安全のために、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして件名4、本市庁舎内の非常用電源設備については先ほど御説明を受けましたが、庁舎以外の市内の施設、消防施設に関連している非常用電源設備の点検状況はどうなっていますでしょうか。 ◎消防長(福元毅) 再質問にお答えいたします。 自家発電設備については負荷運転実施の際に、商用電源を停電させなければ実負荷による点検ができない場合があるなどの問題がありましたが、平成30年6月に点検方法が改正され、負荷運転の代替点検方法として内部観察等が追加されております。改正に伴い、糸満市内の防火対象物でスプリンクラー設備等の消火設備に関連している自家発電設備の点検状況について、消防本部に提出されている消防設備点検報告書により確認をいたしますと、点検が実施されていない状況等があります。そのような場合は自家発電設備の設置された施設の点検業者へ、法令改正周知用リーフレットの配布や点検実施の指導を行ってまいります。 ◆10番(金城一文議員) ありがとうございます。万が一災害があったときに、非常用電源設備が使えない、すぐに止まってしまうというようなことがないよう、指導の強化をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして件名7、本市の動物愛護行政については先ほど述べましたように、県内でもかなり先進的な動きをされているんではないかと思いますが、先ほど答弁の中でガバメントクラウドファンディングというちょっと難しい言葉がありましたが、これは一体どのようなものでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 ガバメントクラウドファンディングとは、自治体がふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングです。ガバメントクラウドファンディングは、寄附金の使途を明確にし、寄附者が応援したいと思える事業に対して寄附する制度となっております。 ◆10番(金城一文議員) ありがとうございます。かなり市民の皆さん、困っていらっしゃる中で、市の予算を使ってやるのかという批判が出てくるかと思ったんですけれども、寄附金でもって運営されるということですので、そこら辺の御理解も頂けるんじゃないかと思います。ぜひ今後とも動物愛護行政をよろしくお願いいたします。 続きまして件名6、文化行政です。この番組内で紹介されたエイトマン説については、どのようにお考えでしょうか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸) 再質問にお答えいたします。 先ほど教育長も答弁しましたけれども、糸満市史に紹介している諸説の中の一つであるという認識であります。 ◆10番(金城一文議員) 先ほどは様々な俗説がありますという話でしたが、このエイトマン説というのも俗説の一つという認識でよろしいでしょうか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸) 再質問にお答えいたします。 議員おっしゃるとおり、俗説の一つだと考えております。
    ◆10番(金城一文議員) 私、この番組を見ていたんですけれども、バラエティー番組であるという認識で番組を見ていましたので、特段の違和感を感じることはなかったんですけれども、地域の歴史を研究されている方の中には、このような俗説を放送されるということに、強い反感を持った方がいると伺っております。糸満市が監修とか、資料提供をしたということではないと思いますので、そこら辺は大丈夫かと思うんですけれども。あまり喜ばしいことではないと考える市民がいるということを申し上げて、この件は終わります。 続きまして件名5、福祉行政についてですが、これまで糸満市が実施している保健事業と介護予防事業にはどういったものがありますか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 保健事業は、健康推進課において65歳から75歳までを対象とした特定保健指導を実施しています。それから国民健康保険課では75歳以上、高齢者を対象とした腎症重症化予防、それから低栄養価予防を目的とした訪問指導等を実施しています。また介護長寿課では65歳以上を対象に、地域デイサービス等の介護予防事業を行っています。 ◆10番(金城一文議員) では、令和元年度と令和2年度に実施したモデル事業の内容は、どういったものがありますか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 令和元年度は沖縄県地域支え合い体制づくり推進事業費補助金、ネットワーク構築事業委託金、それから令和2年度は沖縄県高齢期総合保健モデル事業委託金を活用して、通いの場への積極的な関与として運動、栄養、口腔、認知機能に関するチェックと、それから講話、相談等を実施しました。令和元年度は地域デイ中央型運動教室のかりゆし、いきいきと座波地区の3か所で実施し、令和2年度については新屋敷と喜屋武の2か所で実施をしています。 ◆10番(金城一文議員) ありがとうございます。 では地域デイサービスについて、様々な意見がありますので、それについて聞かせていただきたいと思います。地域デイサービスの目的は何でしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 高齢者を年齢や心身の状況等によって分け隔てることなく、住民主体の通いの場を充実させ、人と人とのつながりを通じて参加者や通いの場が継続的に拡大していくような地域づくりを推進するとともに、地域においてリハビリテーションに関する専門的知見を有する者を生かした自立支援に資する取組を推進し、要介護になっても生きがい、役割を持って生活できる地域を構築することにより、介護予防を推進することを目的としています。 ◆10番(金城一文議員) 御説明ありがとうございます。コロナ禍でなくても重要ですが、特に今、重要な事業であると思います。地域デイサービスに予算が確保されていると思うんですが、この予算というのは、何に使われる予算でしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 事業を運営する上で、必要な職員の人件費や報償費、旅費、需用費、役務費、委託料、使用料及び賃借料、備品購入等が対象経費でございます。 ◆10番(金城一文議員) 次年度、この地域デイサービスの予算が削減されたのではないかというお話がありますが、予算は削減されたのでしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えします。 当初予算を前年度と比較すると585万8,000円の減額となっております。しかし、令和元年度の決算と比較すると30万5,000円の差額で、ほぼ同額の予算であり、加えて令和3年度は利用者として1人1回の利用につき100円の負担金を廃止するため、歳入がなくなった分、実質地域デイサービスに係る費用は増えるものと見込んでいます。 ◆10番(金城一文議員) 地域で、この地域デイサービスに関わっていらっしゃる方の中には、大幅な予算の削減がされたと。次年度は、地域デイサービスの運営が難しいんじゃないかという意見がかなり多く聞こえるんですが、予算の執行の基準というのが変わったのでしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えします。 活動費として地域に支給していた対象経費を見直して、これまで地域で支出していた講師謝礼金やバス借上料を社会福祉協議会の運営費に盛り込み、各地域が等しく予算を執行できるように変更したということです。 ◆10番(金城一文議員) すみません、等しく予算を執行する部分だけがちょっと分からなかったんですが、そこを詳しく御説明頂けますか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えします。 講師謝礼金やバス借上料、各地域によっては使うところと使わないところがあるということで、それを公平に使うために社会福祉協議会に、一旦運営費の中に盛り込んで、そこを経由して自由に使えるような形ということにしています。 ◆10番(金城一文議員) では次年度も、その地域デイサービスの事業内容は変わらないという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時57分)                              (再開宣告午後1時57分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えします。 デイサービスの役割が大きく変わるのかというような質問……、内容が。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時57分)                              (再開宣告午後1時58分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えします。 事業内容は特に変化なく、健康体操を中心に血圧等の健康チェック、レクリエーション等の活動を引き続き実施していきたいと考えています。変わらないということです。 ◆10番(金城一文議員) 事業内容に変化がない、同じようなことを続けるという御答弁頂きまして、ありがとうございます。 その中で、例えばクーラーを使って活動される集会場とかあると思うんですけれども、このクーラーの予算というのは、今回ないと聞いているんですけれども、クーラーをつけずに活動しなさいということでしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 クーラーの使用についての質問ですが、クーラーを使用している時期で、通常よりも電気代がかかっているということですが、地域の負担とならないように予算の範囲内において助成をしていきたいと考えています。 ◆10番(金城一文議員) 場所の使用料以外にクーラーの使用料が出るということですか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えします。 デイサービスでは一年通して実施しているため、夏の暑い時期にはクーラーが、環境が望ましいということですので、予算の範囲内において助成を考えていきたいということであります。 ◆10番(金城一文議員) 去年もクーラーをつけて活動しているということで、多分予算はそんなに増にはならないと思うんですね。見ていただけるというお話を頂きましたので、ありがとうございます。 私が聞いてる以外の地域にも、いろいろと不満というか不安というか、持っていらっしゃる方がいると思うんですけれども、もし令和3年度実施してみて、地域から課題があるよというお話があった場合に、見直しの話合いをする予定はありますか。 ◎福祉部長(平田徳明) 令和3年度以降含めて、活動費の見直しについてあるかという御質問だと思いますが、協力員の負担が減ったことで、地域デイサービスの実施を希望する、前年度に比べて増えているということも確かです。それによって活動費の見直しに至っては、今後も検討していきたいと考えています。デイサービスの皆さんが使いやすいと言いますか、いろんな予算の範囲内でできる話合いは今後も持っていきたいということであります。 ◆10番(金城一文議員) ありがとうございます。地域デイに関わる方々の中には、事業ができなくなるんじゃないかという不安を感じている方が多いと聞いております。きちんと説明をして不安を取り除き、高齢者の方々の健康の維持ができるように、一層の御努力をお願いいたします。 続きまして同じく件名5のこども医療費助成制度の拡充の件ですけれども、こども医療費助成制度の拡充の概要について御説明をお願いします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 こども医療費助成制度の拡充の概要としましては、未就学児については平成30年10月から通院及び入院医療費助成の対象としておりましたが、中学校までの就学児においては、通院は医療費助成の対象外になっていました。今回、沖縄県においてこども医療費助成制度の通院対象年齢を拡大するとの表明を踏まえて、通院の対象年齢を現行の未就学児までから中学校卒業まで拡充するものであります。 ◆10番(金城一文議員) ありがとうございます。こども医療費助成制度の拡充の時期、これはいつ頃になりますか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 令和3年度中に医療費助成に係るシステムの改修を行い、令和4年度4月から中学校までの医療費助成を拡充することになります。 ◆10番(金城一文議員) ありがとうございます。先ほど、国庫補助のペナルティーのお話がありましたが、こども医療費助成制度を現物給付にした場合、国民健康保険制度の国庫補助のペナルティーは幾らぐらいになりますか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 沖縄県国民健康保険課に試算を依頼したところ、国庫負担金減額調整額として753万円とのことであります。 ◆10番(金城一文議員) 制度の拡充にもかなり課題があるのかという気がいたしますが、現物給付の導入に関して、ここで市長の御見解をお聞かせ頂きたいと思います。市長、どうでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 こども医療費助成制度の拡充によって、財源的な課題はあると思っています。子どもの貧困対策や子育て世代の負担軽減及び少子化対策にも資するものと考えていることから、現物給付の方向で検討していきたいと思っております。 ◆10番(金城一文議員) 市長、ありがとうございます。子育て世代の負担軽減のため、一日も早く拡充をしていただきますようお願いいたします。ありがとうございます。 今回、3月ということで、お二人の部長をはじめ職員の皆様方、本当にお疲れさまでありました。地元に戻られましても、糸満市のためにまたお力を貸していただき、豊かな第二の人生をお送り頂きたいと思います。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。これで一般質問を終わります。 ◆12番(玉城哲郎議員) 市民の皆様、執行部、議員の皆様、こんにちは。一般質問に入る前に、私の所見を述べたいと思います。大都市圏を中心に、二度目の緊急事態宣言が発出されました。新型コロナウイルスの感染拡大によって、社会や経済の仕組みが大きなダメージを受けています。倒産件数の増加、雇用の減少、DVや女性の自殺者増など、災いは弱者に容赦ありません。そんな中、私がおやっと思う記事が目に止まったのは、1月12日のタイムスの記事で、ふるさと納税過去最高額かの見出しで、外出自粛による巣ごもり消費の拡大や、医療機関支援を目的にした寄附の増加が見込まれるということです。ここでもコロナの影響は避けられないようだが、注目したいのは北海道や大阪府がいち早く呼びかけたという医療機関を支援する返礼品のない寄附であります。GoToトラベルにGoToイート、出かけなさい、食べなさいと背後から大きな力でせき立てられるような他力感ではなく、少なくとも自主と自発が見られる。厄災への支援ということであれば、すぐに思い浮かぶのは首里城の火災を受け、昨年那覇市がふるさと納税制度を生かした試みである。僅か2日で目標額の1億円に達し、3月末で9億4,000万円余りの寄附が寄せられ、制度活用に一石を投じました。2008年にスタートしたふるさと納税制度は今年で13年目に入り、県と県内市町村の寄附件数と寄附額は右肩上がりで増加している。ちなみに開始年の2008年は523件6,290万円だったものが、10年後の2018年は11万3,267件29億6,197万円にも上っています。この背景には、2015年にふるさと納税枠の拡大とワンストップ特例制度の導入のインパクトの大きさが読み取れます。個性的な事業と亜熱帯特有の地場産品の掘り起こしを組み合わせた事例が報じられ、物だけではなく、例えば離島県の事情を生かした永代供養や、留守宅見回りなどのサービスを取り入れた自治体も見られます。とはいえ他県に比べてこの制度の可能性を生かし切っているとは言い難い。沖縄は人口1人当たりの税収が全国最下位であり、逆に県民意識調査では自然や文化、地域への愛着度の高さが際立っている。返礼品に頼らない文化資源の開発へと目を向けさせてくれるものもあります。税の再配分の原則や制度自体の課題を残しながら、地域への資金還流の仕組みとして、この制度は納税者の意志によって地域が選択できること、つまり自治体のプレゼンテーションの創意と練度によって税の流れを呼び込むことができるのであります。地域の潜在的魅力を発見し、活力と自立に結び付けていくのではないだろうかと私は思います。それでは一般質問に入りたいと思います。 件名1、喜屋武、米須地域の道路に減速くん(スピードハンプ)設置について。小項目1、米須地域には減速くんは何個設置していますか。 小項目2、喜屋武地域には減速くんは設置されているか。 小項目3、昨年1年間の喜屋武地域での自動車事故は何件ですか。 小項目4、米須地域に減速くんを増やすことはできないか。 小項目5、喜屋武地域に減速くんを設置できないか。 件名2、光洋小学校防球ネットについて。小項目1、防球ネットの取替えはいつ頃ですか。 小項目2、新しい防球ネットはどのようなものか。 小項目3、台風のとき、以前は父兄が台風対策をしていましたが今後はどのようなメンテナンスをしますか。 件名3、聖火リレーについて。小項目1、5月2日日曜日に聖火リレーが行われる予定ですが、東京2020組織委員会から情報は得られていますか。 小項目2、平和祈念公園のランナーは著名人にお願いできないか。 小項目3、平和祈念公園でのセレブレーションに使われる聖火皿は「くくる糸満」に保管、展示できないか。 件名4、子ども(中学生)議会について。小項目1、中学生もしくは小学生高学年の児童、生徒で子ども議会をやるのはどうか。 小項目2、子ども議会を開くことで子供たちが糸満市に対する思いが強くなると思うがどうか。 小項目3、過去に開催したことはありますか。 小項目4、他の市町村で開催事例はありますか。 件名5、ファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」について。小項目1、うまんちゅ市場に野菜を持っていく農家が減っているとの声がありました。市は把握していますか。 小項目2、売れ残った野菜を農家が朝、棚に上げる作業をしています。うまんちゅ市場の職員ができないか。 小項目3、うまんちゅ市場の敷地面積はどれぐらいですか。 小項目4、うまんちゅ市場の土地、建物はどこの名義になっていますか。 件名6、保育行政について。小項目1、保育園を利用する発達障がい児の状況はどれぐらいか、また市は財政的支援をしていますか。 小項目2、兄弟姉妹、別々の保育所に通っている世帯はどれぐらいですか。 小項目3、令和3年度の予想として待機児童はどれぐらいか。 件名7、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1、ワクチン接種のスケジュールを教えてください。 小項目2、糸満市でクラスターはありましたか。 小項目3、コロナ禍の影響で不況な企業が増えています。市独自で企業への支援を行う考えはないか。 小項目4、コロナ禍の影響で農家や漁師の売上げが減っています。市はどのように考えていますか。 件名8、雨天ドームについて。小項目1、建設計画はあるか。 小項目2、建設した場合、プロ野球キャンプを誘致する考えはあるか。 小項目3、建設に当たって、他の市町村ではどこを参考にしますか。 件名9、ふるさと納税について。小項目1、ふるさと納税の返礼品はどうやって決めていますか。 小項目2、市長自らふるさと納税を呼びかければ増えると思うがどうか。 小項目3、今後どのような体制でふるさと納税を増やそうと考えていますか。 それでは市長をはじめ教育長、各担当部長の誠意ある答弁を求めます。 ◎市長(當銘真栄) 玉城哲郎議員御質問、件名9、ふるさと納税について。小項目2及び3についてお答えいたします。 小項目2、市長自らのふるさと納税呼びかけについては、ふるさと応援寄附金は市の貴重な財源であり、新型コロナウイルス感染症の状況も勘案しつつ、必要に応じて私が先頭に立って、積極的に糸満市の魅力をPRしてまいりたいと思っております。 小項目3、今後のふるさと納税の推進体制については、令和2年度会計年度任用職員を行政経営課に3名配置することで、コールセンター機能の充実や、他市町村の取組や返礼品の分析等を行い、寄附額の増額に努めてきました。その結果、3億円を超える寄附額の確保につながっております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時15分)                              (再開宣告午後2時15分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) 令和3年度は、さらに体制を強化するため、コールセンター機能及び情報分析機能を市内事業者に委託する予定となっております。市内事業者への委託により、そのノウハウが持続的に市内に蓄積されるとともに、情報分析を行う際に民間事業者の視点が加わり、これまでよりも、より寄附者の目線に立った返礼品開発等が可能となることから、寄附額のさらなる増額に資するものと考えております。 その他の御質問に対しては、教育長及び関係部長より答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員の御質問、件名3、聖火リレーについて。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1について、東京2020組織委員会によると、新型コロナウイルス関連対策として聖火リレーを計画どおりに実施するかどうかは、新型コロナウイルス感染状況を踏まえて、約1か月前に判断することになっており、県実行委員会においては4月1日の時点で判断がなされる予定とのことです。 小項目2について、平和祈念公園での最終ランナーは、沖縄県での聖火リレーを締めくくるのにふさわしいランナーを、東京2020組織委員会及び県実行委員会で調整の上、選定されることになっております。 小項目3については、県実行委員会に確認したところ、聖火皿は東京2020組織委員会の所有であるため、糸満市での保管、展示をすることは難しいとのことであります。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名1、喜屋武、米須地域の道路に減速くん(スピードハンプ)設置について。小項目1及び2について関連しますので、一括してお答えいたします。 現在、米須地域には自治会等が設置したものを含め、8か所を確認しております。また喜屋武地域にはハンプ設置はされておりません。 次に小項目4及び5については、関連しますので一括してお答えいたします。米須地域へのハンプの増設や、喜屋武地域に新たに設置した場合、地域住民からの騒音苦情が発生する可能性や、二輪車及び自転車などの事故も想定されることから、現場の状況や自治会とも相談しながら対応していくこととなります。 御質問、件名8、雨天ドームについて。小項目1及び3についてお答えいたします。小項目1、建設計画については、西崎運動公園体育施設においては新型コロナウイルス感染症の影響で利用者の減少及び施設の利用制限などがあり、その施設の維持についても苦慮しているのが現状であります。今後は、社会情勢や市の財政状況などを踏まえながら、利用者ニーズも視野に入れ検討していきたいと考えております。 小項目3、建設に当たってどこの市町村を参考にしているかについて。基本的には沖縄県内のドームや屋内練習場などを視察、聞き取りなどを行い、参考にできるところは取り入れていきたいと考えております。現時点では、参考にする市町村の施設を特定していることはございません。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名1、喜屋武、米須地域の道路に減速くん(スピードハンプ)設置について。小項目3、昨年1年間の喜屋武地域での自動車事故件数についてお答えいたします。 昨年1年間の喜屋武地域における自動車事故の件数について、糸満警察署に確認したところ人身事故はないとの報告を受けております。なお物損事故に関しての数値については、概数で年間数十件との報告を受けております。 次に御質問、件名7、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、ワクチン接種のスケジュールについては、国の通知において4月12日から高齢者への接種が開始されることとなっておりますが、本市においてはその時点でのワクチンの供給はないものと考えており、4月下旬には本市にもワクチンが供給されるものと見込み、まずは1会場で集団接種を行うことを検討しております。その後もワクチン供給量を見込みながら、8月中旬頃まで高齢者の集団接種を行うことを想定しております。またほかのワクチンの薬事承認時期を踏まえ、7月以降には国が示す接種順位を基本に、基礎疾患を有する者や高齢者施設等の従事者、一般の方の順で接種を想定しております。 次に小項目2、糸満市でのクラスターについては、クラスターが発生した場合については県が対応することとなっております。県の公表によりますと、令和2年8月に2件、令和3年1月に2件の発生がございます。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時23分)                              (再開宣告午後2時23分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 件名1の喜屋武、米須地域の減速くんの答弁の中で、物損事故に関しての数値について、概数で「年間数十件」と申し上げましたが、「年間十数件」の誤りですので、訂正させていただきます。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸) 御質問、件名2、光洋小学校防球ネットについて、小項目1から3について順にお答えいたします。 小項目1、防球ネットの取替えはいつ頃ですかについては、防球ネット改修工事は学校側の授業などに影響が少ない夏休み期間中を予定しております。 小項目2、新しい防球ネットはどのようなものかについては、既存防球ネットの老朽化したワイヤーロープ、巻上げウインチ及びネット張り替えなど、機能回復を目的とした改修工事であり、従来の防球ネットと変わりません。 小項目3、台風のとき以前は父兄が台風対策をしていましたが、今後どのようなメンテナンスをしますかについては、教育委員会では台風情報を基に台風が接近すると判断したときは、事前に各学校へ台風対策を行うよう通知しております。その中で防球ネットについては、強風にあおられて支柱が倒壊しないように、ネットを地上まで下ろすように依頼しております。また台風対策は教職員が行うことを前提にしており、光洋小学校の防球ネットに係る台風対策についても、父兄ではなく教職員が行っていたのを確認しておりますが、現在は老朽化によりワイヤーロープが破断して、ネットが樹木にかかった箇所などは、父兄がフェンスなどに固定するなどの安全対策をしたと思われます。老朽化した防球ネットの改修工事が完成した後は、これまでどおり教職員がウインチを利用してネットの昇降ができるようになります。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名4、子ども(中学校)議会、小項目1から4までについて、順にお答えいたします。 小項目1、中学生もしくは小学生高学年の児童、生徒で子ども議会をやることについては、糸満市市制施行50周年記念事業として、令和3年度に実施を予定しております。 小項目2、子ども議会を開くことで、子供たちが糸満市に対する思いが強くなることについては、児童生徒が子ども議会を通じて自分の住む糸満市についてより認識を深め、現在の課題や将来展望について考察できれば、本市に対する思いも強くなるのではないかと考えております。 小項目3、過去に開催したことはあるかについては、平成7年に一度開催しております。 小項目4、他の市町村での開催事例については、県内市町村全てを把握してはおりませんが、沖縄市、大宜味村、渡嘉敷村などで開催されております。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名5、ファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、うまんちゅ市場に野菜を持っていく農家が減っているとの声があるが、市は把握しているかについては、ファーマーズマーケットいとまんに問い合わせたところ、一部野菜の入荷量は少なくなっているが、野菜全体の入荷量はほとんど変わらず、出荷農家数については減少しているか確認できていないとの回答を受けております。 小項目2、売れ残った野菜を農家が朝、棚に上げる作業をうまんちゅ市場の職員ができないかについては、JA組織内部のことでありますので答弁は差し控えさせていただきます。 次に御質問、件名7、新型コロナウイルス感染症対策について。小項目3及び4についてお答えいたします。小項目3、市独自で企業への支援を行う考えはないかについては、市内事業者支援給付金事業で、市内において継続して観光関連等の事業を営む法人、個人が新型コロナウイルス発症前となる2019年と比較して事業収入が50%以上減少した月が認められた事業者については、給付を行い支援します。 最後に小項目4、コロナ禍の影響で農家や漁師の売上げが減っています。市はどのように考えていますかについては、沖縄県独自の緊急事態宣言により市内飲食店が時短営業や休業を余儀なく行ったため、農産物や魚介類の消費が低下し、農業及び漁業者の売上げに影響していると考えております。今後、市内事業者支援給付金で支援できるか検討しているところであります。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名5、ファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」について。小項目3及び4について順にお答えいたします。 小項目3のうまんちゅ市場の敷地面積については、約7,520平方メートルであります。 小項目4、うまんちゅ市場の土地、建物の名義については、土地は市の名義で建物については沖縄県農業協同組合であります。 ◎福祉部長(平田徳明) 御質問、件名6、保育行政について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。 小項目1、保育園を利用する発達障がい児の状況と市の財政支援については、令和2年度の発達障がい児を含めた支援児数は102名でございます。財政支援として支援児を受け入れるために必要な経費を、法人等の認可保育施設に補助しておりますが、令和2年度は19施設に対して7,878万7,000円の補助をする予定となっております。これは支援児をサポートする加配保育士等の雇用経費の支援となっております。課題については、支援児への接し方の知識、認識不足、また保護者が支援児の育て方について悩みを抱えるなどが挙げられます。支援の取組として、公認心理師の国家資格を持つ巡回支援員が保育施設を定期的に巡回し、保育士に対して支援児への接し方の助言、保護者からの相談受付、また保育士を対象に研修を開催するなど課題の解消に努めております。 小項目2、兄弟姉妹が別々の保育所に通っている世帯数については、令和2年度3月時点で2,568世帯中273世帯となっております。なお入所調整の際、下の子が上の子が通っている園に申し込んだ場合は、加点を行い一緒の園になれるよう配慮を行っておりますが、それでも別々となるような場合は、なるべく近接した園に調整するよう行っております。 小項目3、令和3年度の予想待機児童数については、現在入所調整中で確定しておりませんが、昨年度と同等程度になるのではないかと考えております。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時35分)                              (再開宣告午後2時35分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名8、雨天ドームについて。小項目2、建設した場合、プロ野球キャンプを誘致する考えについてお答えします。 プロ野球キャンプ誘致に不可欠な雨天ドームが建設された場合には、地域のPRや経済効果のみならず青少年の健全育成など様々な地域活性化への効果が得られることから、積極的な誘致活動を行ってまいりたいと考えております。 次に件名9、ふるさと納税について。小項目1についてお答えします。小項目1、ふるさと納税の返礼品の選定方法については、糸満市ふるさと納税特典選定委員会を月に一度開催し、事業者から提案のあった返礼品について審議し、承認された品について返礼品として取り扱うこととなっております。 ◆12番(玉城哲郎議員) 誠意ある答弁ありがとうございます。 それでは件名1、現在、米須には8か所の減速くんが設置されておりますと建設部長から答弁がありました。8か所設置されていますが、米須は米須小学校区では人口が多いほうで、約1,170人であります。喜屋武地域ですと人口が1,058人であります。米須は設置されて、子供が安心して歩けるとの声を保護者から聞きました。しかしまだ一部でしかないため、もっと増やしてほしいとの声もあります。また喜屋武地域に関しましては、糸満市の観光名所の喜屋武岬、具志川城跡があり、速い速度を出して車で向かう観光客が多いと思われます。喜屋武地域の方から、設置してほしいとの声もありました。そこでお聞きします。米須地域に設置できた経緯というのは、どういった経緯でしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 米須地域の集落内の路地が、自動車の通る抜け道となっており、減速する車が少ない、そういう車が見受けられるということで自治会より要請があり、集落内の交差点への設置を行っております。 ◆12番(玉城哲郎議員) 先ほどの部長からの答弁ですと、騒音や二輪車の事故などがあるので、地域の声を聞いてとおっしゃっておりましたが、地域との調整。ではその当時、米須地域の方々とも調整を取ったのでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 当時、米須地域の自治会長含めての意見と、あと設置する周辺の住民の方の了解を得て設置した経緯でございます。 ◆12番(玉城哲郎議員) そのときに、設置すると決まった場合、スピードハンプ(減速くん)の金額はピンキリだと思いますが、幅の広さ、厚さも違うと思います。金額と、その設置するための費用というのはどういう内訳になっていますでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 ハンプ設置の金額ということなんですが、幅や材質等、種類によっても違います。現場によって、その設置も変わってきます。通常幅が3メートル程度でございましたら、約4万円程度でございます。 ◆12番(玉城哲郎議員) 今、米須地域ではファミリーマートがあって、その東側に1か所、ほかにも上のほうにも何か所か置かれているんですが、増やしてほしいというところは、公民館、コミュニティセンターの西側端っこのほうと、旧米須保育園のところにも設置してほしいという声がありました。 そこでお聞きしますが、これについて米須の区長とは話をしたことがありますでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時40分)                              (再開宣告午後2時41分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 先ほど議員が、コミュニティセンターの東側周辺と言いますか、馬場の周辺のことだと思いますが、現在集落内に8か所設置しているという状況で、国道から北側に7か所、南側に1か所の配置でございまして、コミュニティセンターの周辺に設置してほしいということは、直接は聞いておりません。 ◆12番(玉城哲郎議員) それでは喜屋武地域なんですが、私も喜屋武地域のほう、ヘーランメーと言うんですか、そこの広場から喜屋武岬や具志川城跡に行く観光客の自動車同士の事故があったと、そういった区民の声があり、ちょっとどうにかできないかというところで、また喜屋武コミュニティセンターの前、喜屋武小学校の裏なんですが、そこにはもう止まれというのは、もう区民が地面に書いているんですよね。そういった面で言いますと、ハンプは設置してほしいという声があり、先ほどの事故件数も十数件あったとお聞きしました。それを聞いてどう思いますでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように喜屋武の広場、ヘーランメー広場等、周辺の交通量の状況とかですね、大型ダンプの往来が結構あるということを確認しております。事故発生数の件数を詳しくは把握をしておりませんが、その現場を把握し自治会とも相談して、設置する周辺住民の方々も踏まえて調査をし、今後対応していきたいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) それではお聞きしますが、今後米須地域の方、喜屋武地域の方と話し合う予定はあるということでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 自治会のほうから要望等がございましたら、対応していきたいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) 建設部長が現場を見に行って、ちょっと危険だなと思えば喜屋武地域、喜屋武区長にこうやって話を持ちかけることはできないのでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 私のほうも現場を確認して、そういう状況、危険性、交通事故等が伴う箇所については、自治会のほうにも担当係長を通してお会いできれば、そのように進めていきたいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) すみません、もう一度お聞きしたいことがありまして、設置する際には大体金額はどれぐらいかかるのでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 製品の種類、舗装とか、例えばプラスチック製にもよりますが、幅3メートル程度で約4万円という額を見込んでおります。 ◆12番(玉城哲郎議員) これは自治会負担と市の負担の割合というのはどうなっていますでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 負担はどうなっているかという御質問なんですが……。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時46分)                              (再開宣告午後2時47分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 どちらが負担すれば済むという決め事はございませんが、自治会が積極的に設置した箇所もありまして、米須自治会におきましては、8か所のうち糸満市が5か所、自治会のほうで3か所の設置を行っております。 ◆12番(玉城哲郎議員) すみません。米須地域の場合は市が5か所、米須自治会が3か所という認識でよろしいですか。 ◎建設部長(大城拡) はい。糸満市で5か所、自治会で3か所でございます。 ◆12番(玉城哲郎議員) この中で、米須自治会がこの4万円で5か所設置するとしたら20万円かかったと思うんですよ。今後、もし米須自治会が積極的に増やすとなると、やはり金額的に負担が大きくなると思いますので、その中で国、県からのこの減速くんに対する補助メニューというのはないのでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 補助事業としまして、交通安全事業等の事業がございますが、当事業につきましては年間約600万円ほどございます。その中でカーブミラーとかガードレールの設置、そういった交通安全施設の整備を市内全域、自治会の要望がありましたら対応している状況でございます。 ◆12番(玉城哲郎議員) それでは今後、喜屋武地域や米須地域でもし危ないと思い、何らかの対策はあると思うんですが、私は一番減速くんがいいと思っているんです。と言いますのも山城交差点に糸豊環境美化センターに行くダンプや飛ばす車が、やはり精神的な問題なのか、人の感覚はそれぞれだと思うんですが、目の前にハンプがあると止めないといけないという、そういった考え、判断になってしまうんです。私は、だからそうやって観光地に行かれる観光客がスピードを出して、そこの地元の地域住民と事故があった場合、やはりハンプは置くべきじゃないかと思うんですが、当局がその現場に向かい、それで危ないと思えば設置を考えているのであれば、その設置までのこの危ない箇所というのは、どういうふうに応急処置というのは考えるのでしょうか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 市道管理につきましては、建設部のほうで管理しておりまして、どうしても市のほうが糸満全域の市道を管理するというのは無理があると言いますか、行き届かない面もございますので、各自治会のほうからそういう箇所については、いろいろ情報提供等をしていただければ、我々も積極的に現場を見て対応していきたいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) 糸満市の道を全部把握するのは無理というのは、残念なお言葉かなとは思っていますが、やるというぐらいの気持ちを持っていただければと思っております。 今後、現場に出向くというのは、今月中にでも出向くという考えはありますか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 今月中に全部対応というわけには時期的、時間的にもちょっと時間の制限がございますので、早速今月からそういう道路の維持管理、危険性を伴う箇所の確認というのは行っていきたいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) ぜひ1件も事故のない喜屋武地域、米須地域にしてほしいと思いますので、スピードハンプの設置、ぜひ前向きに早く設置できるようお願いいたします。 それでは件名2、光洋小学校防球ネットについてなんですが、市長、教育長、そして阿波根教育委員会総務部長、そして関係職員、予算を組んで頂き本当にありがとうございます。光洋小学校で野球やサッカーを行っている保護者は、大変喜んでおります。保護者からの声では、やっとかと、やっと防球ネットが修繕できたと。これで思い切って練習ができると言っておりました。改めてお礼を申し上げます。光洋小学校以外にも修繕が必要な施設は多くあると思いますが、そこで改めてお聞きします。せっかく取替え、修繕をした防球ネットのメンテナンスを、今後どうやってやっていくか。と言いますのもせっかく取り替えたのに、台風が来てすぐ損傷してしまうということはあまりにももったいないと思いますし、前回損傷した経緯というのは、この下の回すところが固くなっており、それが回せなくなったから下ろすことができなかったということを聞いておりますが、今後そういったところも修理しつつメンテナンスをやっていく考えはありますでしょうか。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸) 再質問にお答えいたします。 確かにネットの上げ下げ用のウインチがさびたりして回せないという状況があったと思いますが、今後更新後はそのウインチのメンテもしっかり確認しながら、長期的に使えるように対応してまいりたいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) 以前は保護者、父兄の方もちょっとやっていたとはおっしゃっていたんですが、やるきっかけというのは何だったんでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時54分)                              (再開宣告午後2時54分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(阿波根庸伸) 保護者が下ろしているかどうかという確認はできていないんですけれども、先ほども答弁しましたけれども、壊れてから木に引っかかったりした状況を保護者の方が片づけたのではないかと考えております。また基本的には学校施設ですから、この上げ下げは教職員が行うということを原則としております。それは事故とか災害が起きたときに、保険関係とかいろいろありますので、そこは基本的に学校の教職員で対応していただくようなことで対応していきたいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) 市長、本当に保護者、子供たちは大変喜んでおります。これからももしかしたらこの光洋小学校の中からサッカー選手、野球選手が出てくるかもしれません。そうやって子供たちは感謝をしております。保護者も感謝しております。それについて、一言お願いいたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 光洋小学校の防球ネットに関しては、以前から声がありました。議員も地域の声を取り上げながら、地域の方といらっしゃったのも承知しています。学校内だけではなくて、これは歩道にも風の関係で歩道を歩かれる方々が、ネットが風に振られて歩道を歩く方にも障害が及んでいるという地域からの要望もありました。議員がおっしゃるように使う子供たちが、グラウンドを使いながら教育できるということは、またこれからの未来に輝く子供たちが成長していくことを、飛躍することを願っております。 ◆12番(玉城哲郎議員) ありがとうございます。ほかの小学校、中学校にもそういった直さないといけない施設はいっぱいあると思いますが、そこにまた目を向け、どんどん修繕していってほしいと思っております。 現在、聖火リレーのランナーというのは、糸満市の場合何名で、そして公式的には何人今公表されているのでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 糸満市の聖火ランナーとして、県実行委員会選定のランナーが高校生1名、上原恋芽さん、中学生1名、大城千沙さん、さらに一般1名、玉城美香さんの計3名が糸満市における聖火ルートの一部を走行することが公表されております。 ◆12番(玉城哲郎議員) 3人は分かったんですが、何人走るんですか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 現在、予定としては5月1日土曜日、5月2日日曜日、ともに9時15分にスタートして、最終のゴールが19時40分になります。その中で聖火ランナーが今公表されているというふうな形で申しますと……。すみません、休憩お願いします。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時58分)                              (再開宣告午後2時59分) ○議長(大田守) 再開いたします。
    ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 大変申し訳ありません。再質問にお答えいたします。 この聖火ランナーについては、今現在、公表するというふうな形で公表されているのが県内の総聖火ランナーが170という形で公表されております。各市町村については、まだ公表されていないという形になります。 ◆12番(玉城哲郎議員) ぜひ沖縄県最後、ゴールは平和祈念公園。そのときに、セレブレーションのときに対してはやはり有名人が走ってくれればとは思っているんですが、そこはまだ市のほうには情報は入っていないのでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) これについては、公表されておりませんので。 ◆12番(玉城哲郎議員) それで聖火皿は糸満市で保管、展示はできないと答弁がありましたが、そうでもなく、ここで走った、ここがゴールという何か記念碑になるものは、何か糸満市でつくるのか、もしくは保管できるのか。そういうのはありますでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 本市では、聖火リレー記念碑の建立を計画しており、また東京2020組織委員会から県実行委員会を通じて聖火リレートーチ及び聖火ランナーユニホームの購入意識調査がありましたので、購入を希望する旨を回答しております。そういった購入ができれば、聖火リレーを記念した展示等が行えるものと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) ぜひこの聖火リレー、約六十何年かぶりに糸満市で走ることになりますので、ぜひ成功していただくようお願いいたします。 それでは子ども議会なんですが、平成7年に一度開催が行われたとおっしゃっておりましたが、それではなぜこの25年以上子ども議会を開くことはなかったのでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 子ども議会を開催するには、必要な予算の確保、学校及び関係機関の協力のほか、児童生徒、保護者、教職員の理解と協力も必要だと考えております。そのために相当な準備期間が必要であり、これまではそういった諸準備を整えたり調整することが難しく、開催できなかったと推測されます。今回、市制施行50周年の節目に当たり必要な準備を整えて、子ども議会をぜひ開催したいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) それでは他の市町村では、沖縄市がやっていたと答弁がありました。それで沖縄市は以前から子ども議会を開催しているのですが、そこでお聞きします。成果とか、これをやることによって成果はどう感じていますか。また糸満市でどのような成果が期待されますか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 沖縄市こども議会報告書の中で、子ども議会の決意表明が掲載されております。その中で、自分たちの住むまちをよくするための活動、そういったことを行うことや市をよくするために関心を持って学ぶこと、さらに行動に移し実践していくことが今後の抱負として掲載されております。そのことは子ども議会を開催する大きな目的だと考えており、本市においても児童生徒が子ども議会を通じて糸満市に関心を持って深く学ぶことで、糸満市を変えていく人材が育ち、学びを通じて自己の成長につながるのではないかと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) ぜひ地域の課題を、子供たちとそういった議論というのも期待はできるのでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 子ども議会を開催するに当たり、例えば児童生徒が自らの問題を発見し、解決していく中で、お互いが議論する場も生まれてきます。そのような環境をつくりながら、糸満市の課題、将来の展望など、そういったことについて自らの考えを見いだしてほしいと考えて、このような企画をしていきたいと考えております。その中から、行政に支援してほしいことや改善してほしいことなど、子ども議会の場で質問につなげていけたらと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) そうですね、こういった場合は小学校高学年か、もしくは中学生の生徒にもそうやって積極的に参加してほしいというのもあるんですが、そういった難しい話とかもできるのかというのも。と言いますのも、税金の使い道とかも、そういった議題にはできるのでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 税金の使い道等の市の課題について議論を深める中で、実際に税の使われ方や使い方なども学習して、議題として扱うこともできるのではないかと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) そこまで話をするということになると、やはり小学生ではちょっと難しいところもあるのかと思うんですが、子ども議会をやると決まっていると思うんですが、子ども議会の対象学年、対象の中学校というのは決まっているのでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 今のところ予算の関係にもなってくるとは思うんですが、現在のところ考えているのが市内6中学校からそれぞれ代表を選んで頂いて、子ども議員として選出したいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) せっかく子ども議会という、そういう場があるのですから、我々議員みたいにこうやって一般質問とかも、そういうのもできるのでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 議会定例会と同様、通告書に基づいて子ども議員が質問する形を考えております。また答弁者も市長、副市長をはじめ各部長が答弁することを想定しております。 ◆12番(玉城哲郎議員) ぜひこの子ども議会をやる前に、インターネット中継を見るのか、傍聴席に来ていただいて、議会というのはまずこういうものだというのも分かっていただければと思っております。その上で、子供たちが一般質問をやる場合であれば、我々議員も一緒になって、その子供たちにレクチャーをして、こういうふうにやったほうがいいよとか、討論のやり方とか、そういったのも一緒にやっていければと、我々議員もぜひ参加……、できますよね、皆さん。やると思います。また子ども議会を通じて、この子ども議会からそうやって将来議員になるとか、市長になるとか、ましてや国会議員を目指す方も出てくると思います。そういった面で私は、相当子ども議会には期待しているものがあります。市当局、教育委員会としては子ども議会を通じて、子供たちに期待することというのは何かありますでしょうか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 子供たちに期待することですが、この児童生徒が子ども議会を通じて、糸満市に関心を持って深く学ぶことで、糸満市を変えていく人材を育むことができるのではないかと。さらに学びを通じて自己の成長につながるのではないかと期待しております。 ◆12番(玉城哲郎議員) ぜひ成功していただくよう、よろしくお願いいたします。 それでは件名5なんですが、うまんちゅ市場の土地は市の財産ということですが、そうなった場合、賃借料というのは発生しているのでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 土地の貸付料は有償となっております。発生しております。 ◆12番(玉城哲郎議員) また何で有償になっているのでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 当該土地につきましては、市の普通財産として管理を行っているところでありまして、その目的が経済的価値の保全発揮をすることとなっていること。また糸満市財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例第4条、普通財産の無償貸付又は減額貸付にも該当しないということで、無償での貸付けは考えておりません。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時10分)                              (再開宣告午後3時11分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◆12番(玉城哲郎議員) 今、農家は朝早く売れ残った野菜を、もう閉店したら野菜が下に置かれているんですよ、自分たちの売っている野菜が。それを毎朝1個、2個でも棚に上げるということについては、大変時間のロスと燃料代がもったいないということもあるんですが、それについては市当局からお願いすることはできないのでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 市としましては、ファーマーズマーケットいとまん生産者会の手続を経てこういった販売棚に関する取決め事項ができていると伺っておりますので、特に市から要請する考えはございません。 ◆12番(玉城哲郎議員) ただぜひですね、こうやって苦労している方の気持ちも分かっていただければと思っております。 それでは保育園を利用する発達障がい児の状況。発達障がい児を受け入れることによって、1人当たりに対しての補助金というか、支援金というのはどれぐらいなんでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時12分)                              (再開宣告午後3時30分) ○議長(大田守) 再開いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 障がい児の保育の単価は幾らかという御質問ですが、標準の11時間の場合1対1で24万2,100円、それから2対1で12万1,050円、3対1で8万700円。短時間の場合が、8時間以内の場合が1対1で17万6,100円、2対1で8万8,100円、3対1で5万8,700円、以上です。 ◆12番(玉城哲郎議員) ありがとうございます。こうやって補助金をどんどん使っていただいて、障がい児の方や、そして健常者とより共存できる保育園づくりを目指してほしいと思っております。 それで兄弟別々の保育所に通うことによって、送り迎えをする保護者というのは、朝こっちに行って、また別の園に行くとなると時間のロスと、そして燃料代とかが多くかかると思いますが、そういった負担の声というのはどういうふうに対処していますでしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたが、なるべく兄弟でいる方については、加点をつけるということで一緒にしますが、どうしても別々になる場合は近隣のなるべく近くの近接の保育所に配置するというような形になっていて、補助というのは今のところないということです。 ◆12番(玉城哲郎議員) そもそも兄弟別々に通うという、その原因というのは何でしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 やはり年齢によって保育所の定数等の人数がございますので、下の子がいっぱいになって、3歳児から5歳児は入れるんだけれども下の子が入れないという場合で、別々になる場合があるということであります。 ◆12番(玉城哲郎議員) この別々に通うことによって、将来的には一つの園に兄弟で通うことは可能になっていくのでしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 現在通っている方が、園児がいてそのまま上に上がる場合は優先になりますので、そのまま兄弟が入るという場合もあります。 ◆12番(玉城哲郎議員) というのは、最初だけということでしょうか、そういうのは。1年間だけはもう別々の園に通って、翌年には一緒の園に通える状況になるということでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時33分)                              (再開宣告午後3時34分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えします。 やはり空き状況もありますので、下から上がって行く場合に、次年度については一緒になる可能性も十分あるということです。 ◆12番(玉城哲郎議員) ぜひ兄弟姉妹別々ではなく、第一希望に兄弟とも入れるようにお願いしたいと思います。 それでは令和3年度の待機児童数は昨年度と同じぐらいとはおっしゃっておりましたが、昨年はどれぐらいだったのでしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えします。 令和2年度の4月、26人です。待機児童の数ですが、令和2年度、昨年4月に26人です。 ◆12番(玉城哲郎議員) この変わらないという原因は何でしょうか。 ◎福祉部長(平田徳明) 入園児の人数と、それから施設の数で今の申込み状況からして大体昨年度と同じ人数が待機児童になるのではないかと考えられます。 ◆12番(玉城哲郎議員) 今後、待機児童を解消するためには、当然保育士不足、施設の数とかもありますが、今ある認可外の保育園を認可にするという考えはないでしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時36分)                              (再開宣告午後3時36分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 認可外の施設を認可園にというようなお話、待機児童の解消にはという質問だと思いますが、現在、本来であれば施設が整備をしていて、その施設整備が完了すれば待機児童は令和3年度の4月には解消するということでしたが、それが厳しいということで、今待機児童の数は昨年度と同じ数字ぐらいになるという話で、今のところ計画ではその認可外の保育園を認可園にするという計画はないということでございます。 ◆12番(玉城哲郎議員) しかしこの施設整備の見通しが立たない中、これから1年間、26人というのは大変厳しい状況ではないかと思うんですが、整備のめどはもう立っているんですか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 現在、先ほども答弁しましたが、施設が整備されればできるというのと、あと新しく認可園になる施設等が1園ありますので、その辺も含めて施設整備が今の計画の中では、工事中の施設ができなければ、解消にはつながらないということであります。 ◆12番(玉城哲郎議員) ではちょっと私の質問の意図としましては、この施設整備、今工事中のところはいつ頃完成予定でしょうか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時39分)                              (再開宣告午後3時40分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 現在、工事中の保育所についてのめどという質問だと思いますが、法人側のほうから次年度には繰越しをして完成させるという要請、上申が来ていますので、その計画に基づいて県、国と調整をしているということです。 ◆12番(玉城哲郎議員) 調整中はこちらも大分認識はしておりますが、完成はいつ頃というところなんですが。では半年、それともまた1年間ですか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 完成の時期については、法人のほうからはいつということは報告はないです。次年度に完成したいということです。 ◆12番(玉城哲郎議員) では法人とのやり取りの中で、いつかと分かる時期はいつなんですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時42分)                              (再開宣告午後3時42分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 法人側からの上申書においては、時期は明記はされていないんですが、次年度繰り越して完成をしたいという報告ですので、時期については今お答えできないということです。 ◆12番(玉城哲郎議員) やはりこういって今年度末までに完成すると思っていたものが、そういってできないという緊急な事態、そういったのもすぐ対応、今後何か新しくやるのかどうか分かりませんが、そういうことに対しては予想をしてぜひ対応していただきたいと思っております。そしてこのまま待機児童が26人という状態はあまりよろしくないので、これに対してもぜひ早急に何か考えていただければと。ずっと工事整備に、何かずっと期待をかけて待機児童を解消させようというのは分かるんですけれども、それだけでもなく、何が起きるか分からないですから、それに予想、対応していただくようお願いいたします。 それではふるさと納税についてなんですが、令和3年度の寄附額をさらに増やすためには、どのような施策を取っていく予定ですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 令和3年度にどのように寄附額を増やすかという御質問なんですが、令和2年度にはサイトの増設、掲載情報の更新で自然の豊かさや特産品の多さを強調してきました。令和3年度も引き続き掲載情報の新鮮さを高めるとともに、本市のファンとなるようリピーターを確保するためのメールマガジンを発行することを検討しております。加えてまだ返礼品として準備中の事業所の登録を進めるとともに、寄附額の高い定期便の開発に取り組み、本市の魅力を伝えることによりさらなる寄附額の確保に努めてまいりたいと考えております。 ◆12番(玉城哲郎議員) 今年度の寄附額は3億円になりましたが、私の思いとしましては総合計画にも記載されていますように、寄附金額10億円を早期に達成していただきたいと思っております。今まで姉妹都市の都農町を、糸満市の担当課の係長が視察し、都農町のまちづくり課ふるさと納税推進室というところに出向いたそうであります。そのとき行政がまちを巻き込んで、まちおこしをした、そういった経緯でふるさと納税が都農町は上がったと私は聞いております。これまで市当局の試行錯誤の末に寄附金額を増額させてきたと、今までは思っております。今後は目標額に見合った手段というのをもっと考える必要があるのではないでしょうか。 そこでお聞きします。今後、目玉となる、もしくは今あるふるさと返礼品を目玉にする、市独自で創っていく考えはありますか。また今後新たな返礼品を提供できる企業などの誘致は考えていますでしょうか。そしてふるさと納税返礼品に市長のメッセージなど一緒に同封してみてはどうでしょうか。答弁を聞いて、私の一般質問を終わりたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。3点ほど御質問があったと思いますが、それぞれお答えいたします。 まず1点目でございますが、今後の目玉となる返礼品を市独自で創っていくことはできませんかという御質問なんですが、返礼品を市独自で創るというのはなかなか難しいところがあろうかと思います。それで本年度は琉球ガラスの現代の名工の作品もふるさと納税の返礼品に加えておりますし、また次年度は大型リゾートホテルもオープンします。その辺のことから事業者とも相談しながら、今後は目玉の商品の開発に努めてまいりたいと考えております。 次に2点目でございますが、今後新たな返礼品を提供できる企業の誘致を考えていませんかとの御質問なんですが、まず未提供の事業所の返礼品開発や大型リゾートホテル、沖縄県水産物卸売市場の移転に伴う返礼品の開発に取り組むことが先決だと考えております。併せて今後の企業誘致に伴って、本市の新たな魅力となる返礼品の開発にも努めていきたいと思います。 最後に市長のメッセージを一緒に同封してみてはいかがですかという御質問ですが、返礼品の市長メッセージにつきましては、効果的な手法の有無等を調査研究していきたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁議員) 皆さん、こんにちは。一般質問に入る前に一言所見を述べたいと思います。今度の3月定例会から、議員に対しての敬称を男性にはこれまで「君」でした。そして女性議員には「さん」ということが長く続けられてきました。このほど3月定例会から敬称が統一されて「議員」ということになりました。これはひとえに議長から提案があって、やはりジェンダーフリーということで御提案されて実現されたと思います。これは大いに評価していきたいと思います。それでは一般質問を行います。 件名1、平和の発信地としての糸満市の役割について。小項目1、沖縄戦戦没者に対する市長の思いについて伺います。 小項目2、報道等で明らかになっている市内鉱山から搬出される戦没者の遺骨が混じった土砂が、軍事基地建設に使用されようとしていることについて、市長はどのような見解を持っているのか伺います。 件名2、平成13年に提出した鉱業法第24条の規定による協議に対する意見書について。小項目1、鉱業権設定に対する糸満市の「総合意見」について、市長の見解を求めます。 件名3、「魂魄の塔」西側の鉱山における農地について。小項目1、同鉱山の北側に隣接し、現在行政指導を受けている農地について伺います。ア、行政指導を受けている農地は、何筆で面積はどのくらいですか。イ、同農地には、どのような作物が植えられる予定ですか。ウ、今後、改善が見られない場合には、どのような措置が講じられるのですか。 小項目2、同鉱山内に存在する農地について伺います。ア、同農地は何筆で面積はどのくらいありますか。また、農地面積は、鉱山の総面積に対して割合は何%ですか。イ、現在、この農地の状況はどうなっていますか。ウ、この農地には、どのような作物が植えられる予定ですか。エ、鉱山の中に農地があることについて市当局の見解を求めます。 件名4、糸満市の風景について。小項目1、米須地域・「魂魄の塔」周辺の風景について伺います。ア、自然公園法ではどうなっていますか。イ、糸満市風景づくり条例ではどうなっていますか。ウ、今年1月、鉱山開発に関連して市が県に送付した自然公園法に基づく意見書について伺います。 件名5、生活保護行政について。小項目1、現在の本市の生活保護行政をめぐる状況について伺います。ア、保護率(速報値)。イ、今後の状況について。ウ、今後の相談体制等について。エ、相談体制を強化するために相談部屋を増やすことについて。 小項目2、扶養照会について伺います。ア、国の通達について。イ、今後の扶養照会の在り方について。 件名6、住宅行政について。小項目1、市営住宅入居時における連帯保証人・保証人を不要とする考えはないか伺います。 件名7、ひきこもり支援対策について。小項目1、ひきこもり政策を実施する上で必要なことについて伺います。 件名8、行政手続について。小項目1、各種申請手続等における押印廃止について伺います。 あとは質問席より再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 浦崎暁議員御質問、件名2、平成13年に提出した鉱業法第24条の規定による協議に対する意見書について。小項目1、鉱業権設定に対する糸満市の「総合意見」についての市長の見解についてお答えいたします。 平成13年に提出した鉱業法第24条の規定による協議に対して、市の総合意見において、「当該出願地域は、農用地として利用を優先する農用地域であり、又、区域内には国営沖縄本島南部土地改良事業で実施中の同事業最大の米須地下ダム地下水源区域も含まれており、今後の農業・農村の活性化に向けて、南部地下ダム開発計画を推進する主要拠点になっていること等を鑑み、地下水資源の適正利用の妨げになると思いますので、農業の振興をする上でも鉱業の実施には、反対である。」との意見でした。地下ダム貯水区域内における琉球石灰岩の採取は、地下ダムの保水機能低下につながることと考えており、当時と同じく反対の考えであります。 その他の御質問につきましては、担当部長より答弁をさせていただきます。 ◎福祉部長(平田徳明) 御質問、件名1、平和の発信地としての糸満市の役割について、小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、沖縄戦戦没者に対する思いについては、太平洋戦争末期に住民を巻き込んだ唯一の地上戦で、二十万余の貴い命が失われ、特に糸満市は最後の激戦地となり、多くの住民が戦禍の犠牲となりました。沖縄県、糸満市の今の繁栄があるのは、戦没者の貴い犠牲の上にあるとの思いです。 小項目2、戦没者の遺骨が混じった土砂が軍事基地建設に使用されることについては、沖縄戦の激戦地であった糸満市には、いまだ収容がかなっていない遺骨が残されている可能性があると推測されます。採掘に当たっては遺骨収集に関して配慮を求めており、作業中に遺骨を発見した場合、市町村及び警察へ通報し沖縄県が収容する仕組みが構築されています。沖縄県としては戦没者遺骨収集情報センターを拠点として、遺骨を発見した場合は適切に収容するよう取り組んでいくと聞いております。 次に御質問、件名5、生活保護行政について。小項目1及び2について順にお答えいたします。小項目1、現在の糸満市の生活保護行政をめぐる状況について。ア、保護率については、令和3年1月末現在20.58パーミルとなっております。 次にイ、今後の状況については、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により、生活保護の相談、申請件数が増加するものと見込まれます。 次にウ、今後の相談体制等については、増加が見込まれる相談や申請に対応するため、面接相談員を1名増員する予定としております。 次にエ、相談部屋を増やすことについては、相談や申請の増加により相談部屋が不足する可能性もあります。状況によっては庁舎管理関係部局と調整を図っていきたいと考えております。 小項目2、扶養照会について。ア、国の通達については、「「生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて」の一部改正について」などの通知により、扶養義務履行が期待できない者の判断基準の考え方が示されています。例えば縁が切られている、10年程度の一定の期間音信不通であるなど、交流が断絶していると判断される場合は、関係不良とみなして扶養義務履行が期待できない者に該当すると判断して、扶養照会は行わないでよいとのことになっております。今般の改正は、扶養義務対象者について、今の時代や実態に沿った形で運用できるよう見直したものとなっております。 次にイ、今後の扶養照会の在り方については、国の通達に基づき行っていくことになりますが、要保護者の相談に当たり丁寧に生活歴を聞き取り、個々の要保護者に寄り添った対応が求められており、必要性を慎重に判断していくことが必要だと考えております。 御質問、件名7、ひきこもり支援対策について。小項目1、ひきこもり政策を実施する上で必要なことについてお答えいたします。小項目1、ひきこもり政策を実施する上で必要なことについては、体制の整備が重要になってくると考えております。アウトリーチ職員の確保や庁内関係機関との連携、民生委員・児童委員や自治会等の外部関係団体との連携などが必要になってくると考えております。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名3、「魂魄の塔」西側鉱山における農地について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、北側に隣接し、現在行政指導を受けている農地について。ア、指導を受けている農地は何筆で面積はについては、土地は1筆で面積は925平方メートルです。 次にイ、どのような作物が植えられる予定かについては、農地法第3条の営農計画書においてはヨモギの作付となっております。 次にウ、改善が見られない場合の措置については、是正指導の手順に基づき行政指導を行います。 小項目2、鉱山内に存在する農地について。ア、農地は何筆で面積及び鉱山に対する割合については、土地は2筆で面積は779平方メートルで、割合は9.3%です。 次にイ、農地の状況については、現在森林伐採後の更地となっています。 次にウ、どのような作物かについては、農地法第3条の営農計画書においてはヨモギとのことであります。 最後にエ、農地があることについて市当局の見解については、農地法第3条により農地を取得しているため、営農計画書に基づく土地利用が必要であると考えております。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名4、糸満市の風景。小項目1、米須地域・「魂魄の塔」周辺の風景。ア、当該地域の自然公園法ではどうなっているかについてお答えします。 当該地域は自然公園法における普通地域に指定されております。 次に件名4、糸満市の風景。小項目1、ウの鉱山開発に関連して、市が県に送付した自然公園法に基づく意見書についてお答えいたします。総合判断で当該届出地における鉱業の実施に対しては、過去に鉱業法第24条の意見照会で、本市は反対の意見を沖縄県知事に提出しているが、今回は各課の意見を参考に自然公園法の枠内で意見を述べております。まず同法第4条において、鉱業権の尊重とともに公益の調整に留意することや、当該届出地周辺では戦没者のものと見られる遺骨が発見されていることに鑑み、採掘前に届出者に遺骨収集への配慮を促すべきと述べました。また届出地は風景の保護の必要性が高いため、同法第33条第2項に基づく措置命令を検討すべきである。具体的には1つ目に、採掘中にあってものり面の緑化など、風致景観に配慮する。2つ目に、採掘後にあっては現状にできる限り近づけた形での早期の埋め戻しと緑化を求める旨の措置命令を検討すべきである。なぜなら届出地は米須集落景観形成重点地区にあり、できる限り斜面緑地の保全を図る必要がある。また届出地周辺には慰霊塔などもあり、戦跡等とともに斜面緑地も歴史の風景として保全を図る必要もあると述べました。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名4、糸満市の風景について。小項目1、米須地域・「魂魄の塔」周辺風景。イ、糸満市風景づくり条例ではどのようになっているかについてお答えいたします。 米須地域・「魂魄の塔」周辺については、米須集落景観形成重点地区に位置しており、糸満市風景づくり条例に基づく届出が必要となります。 御質問、件名6、住宅行政について。小項目1、市営住宅入居時における連帯保証人・保証人を不要とする考えはないかについてお答えいたします。現在、糸満市では糸満市営住宅連帯保証人免除取扱要綱に基づき、連帯保証人の確保が困難であると認められる入居予定者につきましては、連帯保証人を免除しております。今後、入居時において連帯保証人を不要とするかどうかは、沖縄県及び県内他市町村の動向を踏まえながら判断していきたいと考えております。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名8、行政手続について。小項目1、各種申請手続等における押印廃止についてお答えいたします。 申請書等への押印については、住民や事業者の負担が軽減できることから、その見直しについて検討を始めたところです。今後は、国や他の自治体の取組などを参考に、可能な限りの押印の廃止に向けて取り組んでまいります。 ◆4番(浦崎暁議員) まず最初に、生活保護行政から再質問を行います。 先ほど部長からも本市における生活保護行政の今の状況とか、今後コロナの中で非常に生活困窮者が増えているということで、共通認識に立っていると思うんです。市当局としても、これに対応するために相談員を増員するとかという具体的な政策が取られています。今後、国会でも問題になっているのが扶養照会ということです。実は、国会論戦の中でもこの扶養照会が大きな論戦になっていまして、やはりこれは法律で、法定化されていないという問題も出てきましたし、この間、行政としてはこの扶養照会というのはずっとやってきていて、やはり保護を申請する方にとっても、大きな障壁となってきたと思います。なぜならば申請する側が、やはり自分の状況とか、多分親戚とか親族とか、兄弟とか、親の状況とか非常に知っているんですよ。にもかかわらず、やはり機械的に扶養照会ということをやった場合に、非常に行政としても相手に対しては扶養照会をやってもなかなか応じてくれないとか、協力を得られないとか。一方では申請者からすると、非常に何というか、あの方にお話してもなかなか協力は得られないだろうというようなことがずっと続いてきたと思います。それが国会で議論されてきたとなると、扶養照会という障壁を取っ払って、申請者にきちんと寄り添って、保護を受けて生活していただくというようなことが大きく動いている。ただ通達も読んだんですけれども、非常に分かりにくいです。通達が出たばかりで、各自治体いろいろまたこれを議論して、具体的に政策を打っていくと思うんですけれども。私は第一義的には、申請者の思い、これが大事だと思います。扶養を求めるかどうか、本来的には要扶養者の自由なんですね。ですから寄り添うという御発言があったんですが、やはりきちんと寄り添うならば、生活保護申請者の意見をきちんと聞いて、扶養者のこともきちんと情報も聞いて対応していってほしいと思います。それに対してどういう見解を持っていますか。 ◎福祉部長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたが、やはり要保護者の相談に当たっては丁寧に、それから生活歴等を聞き取り、いろんな個々の要保護者に寄り添った対応が求められていると。いろんな条件の中で、先ほど扶養照会の話も出ましたが、通達のとおりやはり疎遠になっていたり、長い間いろいろと連絡が取れない、それからいろんな形で、入院をされているとか、いろんな条件もあると思いますので、その辺を生活歴等を聞き取って、適正に保護の面接相談員を配置して対応していきたいと思います。 ◆4番(浦崎暁議員) ぜひ申請者に本当に寄り添って、対応していってほしいと思います。 では件名1の平和の発信地としての糸満市の役割についてに移りたいと思います。今、米須の魂魄の塔西側の鉱山とかその周辺とか、あの地域一帯の問題というのが、非常に大きな問題になっていまして、今、市内でもあちこちで戦没者と見られる遺骨が相次いで発見されている。私は思うんですが、例えばこの糸満市、そしてお隣の八重瀬町から土石、いわゆる土を辺野古基地などに持っていってそこを埋めようというようなことが明らかとなっているんですけれども。私、この問題は保守とか革新とか、例えば基地に賛成とか反対とかという以前の問題だと思っております。やはり今に生きる人間として、死者に対してどういうふうに向き合っていくのか。そして沖縄戦で非業の死を遂げた多くの戦没者を思い、彼らの声なき声を受け止めることができるのか。また遺族の平和への思いを本当に真正面から受け止めることができるのか、そのことが問われると思うんです。しかし今、多くの戦没者の血がしみ込んだ土や岩を、軍事基地建設に使おうということが言われています。本当に今まで考えることができなかったことが行われようとしている。ウチナーンチュとして、私たちの最大の責務は戦争をしないこと、させないことに尽きると思います。市長におかれましては、この糸満市、世界に発信する、本当に糸満市のリーダーとしての姿勢をしっかり堅持してほしいと思います。今、このような事態が起こっていることについて、再度市長の考えをお聞きしたいと思っています。どうでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 このような問題になっているということは、これは糸満市だけの問題ではないのかなと思っています。76年前の戦争から引き継いで今まで来ているものがありますので、糸満市には多くの慰霊の塔があります。それを含めて、糸満市のほうから平和を発信する上でも、これは国、県も一緒になって、中心になって考えていただきたい問題だと思っております。 ◆4番(浦崎暁議員) 糸満市の市長としては、やはり戦争につながることについては、やってほしくないということでよろしいですか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えいたします。 まず今先決なのは、この地域に眠られている遺骨が多数散見されるということもありますので、それがまず先決で、遺骨収集が先決だと私は思っております。 ◆4番(浦崎暁議員) この糸満市は、世界に平和を発信する地です。本市の市長というのは、やはり歴代の市長もこの糸満市の平和の発信地としての役割というのは十分承知して活動されてきたと思います。やはり真栄市長としても、やはり軍事基地、あるいは戦争につながるものについてはぜひとも反対していくという姿勢をきちんと持ってほしいと思っているんですが、どうですか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 私の選挙公約には、世界遺産というものも入れております。この地域におきましては、ガマと戦争遺構ということで、それも含めて世界に平和を発信する思いは強いものがあります。 ◆4番(浦崎暁議員) ちょっと視点を変えましょうね。先ほど市長が、平成13年の山里朝盛市長、私も尊敬する米須出身の市長です。彼は当時、米須、伊原、真壁、大度、その辺の鉱業権設定のときには、私も読ませていただきましたけれども、反対であるということを明言しています。総合意見としてですね。かなり長い文章でいろいろ書かれているんですけれども、今回真栄市長に当たっては、私の思いですけれども、これプラス地下ダムへの影響というものが盛り込まれたんじゃないかと思います。先ほど市長からは、地下ダムの機能について非常に懸念があるということで、反対だということをおっしゃっていました。これについて再度伺いたいと思っています。 地下ダムは国営地下ダムですよ、国費が投じられてきました。今度の問題というものも、鉱業権の特許権者というのは国なんです。一方では国営の地下ダムがあるという構図もあると思うんですけれども。今度糸満市役所は、総合事務局のほうにいろいろ交渉したりしたということも聞いておりますけれども、それも含めて伺いたいと思っております。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今回、鉱業につきましては、いろいろなことが問題視されまして、他法令関係の手続が整っていないとか、いろいろ原因がございました。その原因の一つに採掘事業所への鉱業法に基づく許認可がなされた際に、市町村に通知等の連絡がないことから、このような状態になっているのも原因の一つと考えており、糸満市としてはそのことを見直すために、総合事務局に対しまして許認可を行った場合には糸満市のほうに通知を頂きたいという要望をしてございます。今のところは、この回答はございません。 ◆4番(浦崎暁議員) 糸満市内には18の鉱山ですか、業者があるということらしいんですけれども、全ての施業案というのは、糸満市は持っていますか。鉱業権の中では一番重要というか、非常に大きなウエート、ポイントは施業案というものらしいんですけれども、その施業案というのは糸満市はずっと保有していますか。あるいは国のほうから通知とかされてきましたか。この間。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 総合事務局に確認したところ、各事業者は施業案は全て認可されていると伺っております。ただ全ての施業案の内容について、市が書類を持っているかというと、全てのほうは持っておりません。 ◆4番(浦崎暁議員) 鉱業権、鉱業法の中で施業案を地方自治体のほうに提示しなさいという義務規定はないと思うんですけれども。ただいろいろ問題がやっぱり出ているんですよ。鉱業法の中の第52条とか、第64条ということは、やはり地方自治体と国が調整して、これについて吟味していくというのが重要じゃないかと思っているんですけれども。どうですか、当局はどういうふうに考えていますか。よろしくお願いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 この鉱業法の中身において、各協議事項、例えば第24条の協議におきましても、国と都道府県の協議と示されておりまして、市町村との協議というのは条項のほうには設けられておりません。よって直接糸満市のほうに国から意見を頂くということは、この条項の中では確認できないということで認識しております。 ◆4番(浦崎暁議員) ただ平成13年の第24条に基づく意見書を糸満市は上げましたよね。反対であるということを明確に述べていますけれども、では国はそれを何の参酌もしていない、考慮もしていないということですよね。どうですか、それに対しての見解は。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 当時の平成13年の協議書の回答の際には、沖縄県が糸満市の意見を網羅した意見をまとめて国のほうに意見書を提出したということになっていまして、その中身の拝見はしておりますが、大体糸満市の意見をそのまま伝えているような内容でございました。国の判断としては、市町村では判断はしかねるということでございます。 ◆4番(浦崎暁議員) だから今度は施業案を全く示されていないという中で、他法令違反というわけではないんですけれども、他法令に影響を与えているというのが、結構連続的に出ているというような印象があるんですね。やはりそういうことであれば、あらかじめ施業案というのを当該自治体のほうに提示して、そこで調整していけば、法律的ないわゆる調整というのが可能なんだけれども。この鉱山、鉱業権の施業案というのは一方通行で、申請者が国に上げれば、認可されればそれでいいということは、これはやはり見直していかなければならないと思います。これは国のほうで法律等の改正が必要になってくると思うので、あれなんですけれども。 今回、地下ダムのことで先ほど市長の御答弁もありましたけれども、ここは国営地下ダムで莫大な税金が投入されて、農業振興のために造られてきた施設であります。この米須魂魄の塔の西側にある鉱山、今は採掘されていないんですけれども、地下ダムの関係というのはどういうふうに考えていますか。例えば調査する必要性があるとか。これは科学的な検証が必要になってくると思います。どうでしょうか、当局としては。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 地下ダムの影響の調査ということでございますが、地下ダムの所有者は国でありまして、糸満市はそれを管理しているという立場でございます。現時点でこの調査を行うという予定はございませんが、本市が懸念する事項、そういったものを所有者である沖縄総合事務局に情報を提供しながら、できるだけ連携を図っていきたいという考えでございます。 ◆4番(浦崎暁議員) 今後、地下ダムとの兼ね合いで、鉱山の採掘についても、国と協議していくと、地下ダムの状況についても調査していくということでよろしいですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 現時点、国から調査を行うという返事は頂いておりませんが、それに向けて意見交換を行っていきたいと考えております。 ◆4番(浦崎暁議員) もう時間があと10分しかありませんので、件名3、農地法関連で行きます。 先ほど、ヨモギが植えられるということがありましたけれども、これはいつ作付が行われますか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 この土地の所有者に確認したところ、4月頃を予定しているとのことでございます。 ◆4番(浦崎暁議員) 今度の来る4月でよろしいんですか。 ◎経済部長(兼城浩康) はい。そのとおりでございます。 ◆4番(浦崎暁議員) 早く作付しないと、収穫が遅くなってしまうんじゃないかという心配があるんですけれども。 例えば行政指導を今受けています。行政指導というのは、今回口頭だということを12月定例会でおっしゃっていました。例えばフローチャートで言うと、行政指導というのはどういう段階を踏んで、どのような運びになっていくのか。それを伺いたいと思っています。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えいたします。 今回の場合、口頭指導の是正指導のほうで、所有者が原状回復したということでございますが、これが口頭のほうで回復しなかった場合には、書面での勧告等を行ってまいります。それでも違反が改善されなかった場合には告発とかに持っていく。最終的には行政代執行に至っていくという形になると思います。 ◆4番(浦崎暁議員) 行政代執行、例えば刑事罰というふうなこともあるんですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 行政代執行が刑事罰になるかどうか確認させていただきたいと思います。
    ◆4番(浦崎暁議員) 今度は鉱山内にある農地について伺いたいと思います。 今、この鉱山内の農地は現況どうなっていますか。 ◎経済部長(兼城浩康) 先ほどの答弁でお答えいたしましたが、2筆ございまして、2筆とも伐採後の更地の状態ということでございます。 ◆4番(浦崎暁議員) ここは農地ですから、当然鉱山として採掘はできないですよね。どうでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) お答えいたします。 農地法第3条により取得した農地でございますので、農地としての利用を進めてもらうということになります。 ◆4番(浦崎暁議員) ここもヨモギということでよろしいですか。 ◎経済部長(兼城浩康) はい。そのような計画を伺っております。 ◆4番(浦崎暁議員) 今の話を小さくまとめると、結局鉱山の隣に農地があるということをイメージできるんですが、例えば市当局として、このような状況というのはどういうふうな認識を持っていますか。 ◎経済部長(兼城浩康) お答えをいたします。 鉱山の中に農地が2筆残るという形で、いびつな形になるとは思いますが、農地法第3条で取得した農地でございます。その計画書に沿って営農活動をしていただくということになると思います。 ◆4番(浦崎暁議員) 例えば今、琉球石灰岩がちょっとむき出しになっていて、やはり畑というのは土が必要になってきますよね。この農地についてはどれぐらい掘るんですか。つまり土を入れないといけないんじゃないかと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 これも所有者のほうに確認をいたしたところなんですが、50センチメートルの客土を行うということの返事を頂いております。 ◆4番(浦崎暁議員) この土というのは、あらかじめ準備されているということでよろしいんですか。 ◎経済部長(兼城浩康) 確認したところ、そのとおり準備はされているという返事でございます。 ◆4番(浦崎暁議員) やはり農地というのは、きちんと農地を守っていく、同時に農業をきちんと振興していくということで取得されているわけですよね。ですから4月、もう少し先にはヨモギをきちんと作付していくと思います。やはりしっかりと農業をしてほしいと思っています。 そこで伺いますけれども、風景の問題にちょっと変わります。件名4、実はこれ写真で、市長見えますか。魂魄の塔西側の鉱山、イメージで白い付箋で貼って、こういうふうになるんじゃないかと、私のイメージですよ。琉球石灰岩というのは御存じのとおり白っぽいもので、白くなっていくんじゃないかと思っています。今は草が生えて、こういうふうになっているんですけれども、ちょっと分かりづらいのでこういう配慮をしました。12月に撮ったときは、これが去年12月です。白い石灰岩がやはりむき出しになっていて、前面は例の行政指導を受けている農地です。私、今度糸満市が県に対して自然公園法の上で意見を述べて、その中にやはり風景の問題というのも大きく取り上げているということで質問させていただきますが、風景というのは地域にとっての宝であり、特にこの米須地域の稜線というか、独特な風景というのは、やはり糸満市が誇るべき風景ではないかと思っています。そういう中で、糸満市は県に対してこの地域の風景の重要性というものをるる語っているんですけれども。この風景を審議していく、今こういう状況になっているというふうな危機感というのは、糸満市にはありますか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時34分)                              (再開宣告午後4時34分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 当鉱山につきましては、糸満市風景づくり条例の第15条に基づきまして、事前協議の届出が出されておりました。着手前30日前には行為の届出が必要ということなんですが、現時点ではその行為の届出は出されていない状況でございます。それで届出を提出して、その届出に係る行為が風景づくり計画に定めた行為に適しないことと認めるときは、その届出を出したものに対し、30日以内に措置を勧告することができるということで、その中で原状回復等を命ずることをするときには、糸満市景観審議会で意見を聞かなければならないということになっております。 ◆4番(浦崎暁議員) 実は今初めてこの届出の話を聞いたんですけれども、つまり糸満市の条例の中で届出しないといけないというわけですよね。それが届出されていないというわけですか。この条例のフルネームというのは、どういう条例の名前ですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 糸満市風景づくり条例でございます。 ◆4番(浦崎暁議員) 風景づくり条例の何条何項に届出ということが明記されていますか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたが、風景づくり条例の第15条に基づきまして届出を出さなければならないと。その届出につきましては、事前協議の届出ということでございます。その後に、着手前に行為の届出が必要ですが、現時点で、現場を確認したところ伐開等、一部採掘等されている状況でございますが、この行為の届出が出されていない状況でございます。 ◆4番(浦崎暁議員) こういう状況になって、結構日もたつんですよね、森林が伐採されていて。届出というのは市のほうで教示したんですか、届出が出されていないというのは市のほうで相手方に対して教示したのか。それとも相手方が言ってきて届出を出してきたのか。つまり一定程度の時間がたっているわけですよ。そういう行為に及ぶんだったら、きちんと届出をして、届出が受理された後にこういう伐採ということになると思うんですけれども。これは市が相手方に対して届出が出されていないよということを言ったんですか。それを言っているならいつなんですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時38分)                              (再開宣告午後4時40分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 事前協議のほうが、令和2年11月12日に事前協議申請書が出されておりまして、その協議の中で、着手30日前には行為届が必要ですよということで、業者のほうには伝えております。 ◆4番(浦崎暁議員) 令和2年11月に事前協議して、届出が必要ですよということを教示されてお話されたと。それ以降は届出は出されていないということでよろしいんですか。 ◎建設部長(大城拡) はい。議員がおっしゃるとおりでございます。行為届出が提出されていないということです。着手30日前には行為の届出が必要ですが、現時点では出されていない状況ということです。 ◆4番(浦崎暁議員) この条例、要綱、規則でもいいんですけれども、一定の教示した後に、届出制ですよということなんですけれども。これは規則とか要綱の中には何日前に出してというふうな規定はありますか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時43分)                              (再開宣告午後4時55分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁しましたが、糸満市風景づくり条例第15条に基づきまして、事前の協議について令和2年11月12日に事前協議申請書が提出されております。そのときに着手30日前には行為の届出が必要ということで伝えております。その30日前の届出は、景観法第16条第4項に定めるものでございます。 ◆4番(浦崎暁議員) 今のお話だと、結局届出が必要だということで相手方に伝えていますよね。結局期限というんですか、30日ということであれば、この期限というのは超えているという認識でよろしいですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 本来ならば着手の30日前までに出さないといけないんですが、現場のほうを確認しますと、もう既に採掘並びに伐開行為が行われているということで、景観法及び糸満市風景づくり条例に違反するものという認識でございます。 ◆4番(浦崎暁議員) ちょっと分かりやすく話して、私、質問します。 11月12日に、結局届出が必要だということを相手方に伝えましたよね。実はこれは、行為から30日以内に出せということなんですよね、届出というのは。これはもう既に徒過しているということですよね。11月12日時点では。つまり行為が行われて、だから30日以内に届出を出せということであっても、11月12日時点では届出がされていないわけでしょう、ですよね。11月12日に届出が必要だということを伝えたんですね。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように令和2年11月12日に業者のほうには行為届出を30日前に出さないといけないということを伝えています。 ◆4番(浦崎暁議員) 11月12日以降、届出は出されていますか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 現段階においても、この届出が提出されておりません。 ◆4番(浦崎暁議員) 11月12日を起点としてですよ、今日までどのぐらい日数かかっていますか。 ◎建設部長(大城拡) 約120日程度経過している状況でございます。 ◆4番(浦崎暁議員) 約120日過ぎているということでありますけれども、これは次のステップというか、行政対応としてはどういうことになっていくんですか。 ○議長(大田守) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時00分)                              (再開宣告午後5時05分) ○議長(大田守) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 11月12日に事前協議を行いまして、着手30日前には届出が必要ということで、その時点で伝えております。しかし現時点まで約120日経過しているんですけれども、行為届出が出されていない状況で、市としては業者さんのほうに早めに行為届出を出してくださいと。この行為届出が出て、30日以内に糸満市景観審議会を開きまして意見を聞くこととなります。 ◆4番(浦崎暁議員) しかし120日というのは、非常に長期にわたるものですよね。今後、届出が出されて、その後に糸満市の景観審議会で諮るという段取りになるわけですか。これは業者のほうには、何回か通知なり連絡なりしましたか。届出しなさいということで。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 令和2年11月12日以降、業者のほうには行為届を出しなさいと連絡はしておりません。 ◆4番(浦崎暁議員) 11月12日時点で、それはきちんと伝えているわけですね、それを確認します。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 議員がおっしゃるように令和2年11月12日に、業者のほうには提出するよう求めております。伝えております。 ◆4番(浦崎暁議員) 確認できればあれなんですけれども、なぜ出されていないのかという理由は御存じですか。それは分からないですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 業者のその届出が出されていないということにつきましては、把握しておりません。 ◆4番(浦崎暁議員) この議会が終わってからでも、明朝にでも届出を請求しますか。その届出申請については出すようにと、速やかに。どうですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 速やかに業者のほうには提出するよう求めていく考えでございます。 ◆4番(浦崎暁議員) 今度の問題というのは、市に対する届出、あるいは県に対する自然公園法に基づく届出とか、例えば農地法とか地下ダムの問題も出てきましたし、いろんな各面の、他法令のいろんな影響があるんですね。 風景にまた戻るんですが、この場所についての風景の意義というか、歴史的な意義というのを市はどういうふうに認識しているのか伺いたいと思います。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 先ほど自然公園法における市からの意見書の中で、歴史の風景として保全を図る必要があるという意見を付して県のほうに提出していると答弁しましたが、この歴史の風景とは何かといいますと、風景という言葉は単なる景観や景色だけではなく、歴史や文化、人々の記憶などを含めた広がりのある言葉であると理解しています。歴史の風景とは、戦争の歴史を刻む遺産について、その周辺を含めた風景から、戦跡指定の趣旨である戦争の悲惨さ、平和の尊さなどを感じ取ることができるものであると考えております。それで歴史の風景の保全を図る必要ということで、意見を述べているということでございます。 ◆4番(浦崎暁議員) 最後に當銘真栄市長に伺います。風景の重要性、戦争遺構の問題もおっしゃっていました。あるいは農業振興、地下ダムの問題も出ています。本市にとって、やはりあの地域というのは今後守っていく地域だと思います。そしてまたきちんとした開発も必要になってくると思うんですけれども。市長はやはりあの米須の一帯を守っていくんだというふうな意気込みというのを、私は伺いたいと思います。それを述べて私の質問を終わります。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えします。 あの一帯は、議員も御承知のとおり、大分全国でも話題に上がっているところだと思っています。本市においては、先ほども答弁しましたけれども、地下ダムもありますし農業振興、農業発展のためにはぜひ必要なものでもございます。それも含めて、また平和を発信する糸満市から、この地から平和を発信する意味でも、また風景、先ほど部長からもあったように、風景も戦争遺構も含めて、世界に糸満市から平和を発信する上でも、ぜひ総合的に鑑みても、守れるところは守りたいと思っております。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大田守) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後5時12分)...